日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

植物の形には意味がある

2020-04-13 20:58:23 | 最近読んだ本

まずは何か読んでみよう、

そう思って手に取った1冊目。

生態学が専門の同僚にお借りした読み物です。

タイトル通り、形から意味を探っていきます。

構造から機能を推測するために、
よく観察して比較・分類。

植物が存在するために必要な形、
植物が子孫を残すために必要な形、等、
ゆったりリラックスした気持ちで予想しながら読み進めました。

教材のタネをストックした感じです。


そして、じっくり読まないまま何年か過ぎてしまった
生物教育の先生に薦められて購入した一冊も、手にとってみました。
こちらは子孫をいかに残すが、に絞られたストーリー展開。
掲載されている写真やレイアウトが、
何だかほのぼのするタッチ。
どちらかというと、
何かを調べたいと思った生徒に読んでもらいたい感じ、でしょうか。

どんな形が光合成に適しているのか?
どんな形が体を保持できるのか?
どんな形が子孫を残しやすいのか?

コアになる問い、お題はこの辺りにしてみます。

 

 

 

 

 

 


在来種と帰化種、だから何?かも知れませんが、、、

2020-04-13 13:32:57 | 中学理科2分野(生物)

 

気付いたら、最後に更新してから1年近く経っていました。

コロナウイルス感染拡大地域に住んでいますが、
今のところ元気に過ごしております。

今年度は中学理科も担当予定、
となれば(?)、とりあえず、校庭を散策しました。
カタバミ、カラスノエンドウ、ナズナ等、
教科書の背表紙に記載されている草本たちは、
安定してご生育の様子。

確認することによって安心する心理は根深く、
授業者たるもの博学であり教授しなければならない、
そんな縛りがあるようです。
もちろん、知識は多い方が見え方が広がると思います。
で、実際には増えても広がっていないから、
嫌になってしまうんですね、自分自身を。

無意識に縛るのは、何だか損。
縛らないためのしかけ、が、しばらくテーマになりそうです。

そんなことを考えていたら、
明らかにがく片の違うタンポポを見つけました。
一番左は、がく片が反り返っていいるので、多分、セイヨウタンポポ。
右2つは、見事に張り付いているので、セイヨウタンポポではなさそう。

ただ提示して説明するだけでは、ふーん、で終わりそう。

ここからどんな問いが生成されるか?
その問いにどのようにアプローチするか?

これらを支援するのが私たちの役目であって、
また、自然発生するのを待つのは放任だと感じてしまう、
あぁ、いい塩梅って何だろう。