この4月、中高一貫校に異動しました。
中2、中3の2分野と高校生物を担当します。
中学理科では、
「脱レシピ実験」
をテーマの一つとして、思考錯誤の日々です。
学習者自身が色々と試しているので、
中々、面白い取り組みも。
ある3年生が、
「時間がなくなったので、
プレパラートを次の時間に見ていいですか?」
と保管を希望。
プレパラートは、寒天+スクロース+インパチェンスの花粉。
付箋に氏名を書いて保管。
次の時間に観察すると、
いや〜スゴイ。
花粉管伸び伸びで絡まっている様子がくっきり。
プレパラート作成から3日経過しているので、
水分は飛んでカピカピ。
いい感じでガラス間に挟まっています。
花粉管伸長の観察は時間が勝負。
だからこそ観察に適した花を選ぶのですが、
偶然とはいえ、1コマで勝負しないこの放置。
残念ながら、放置あと観察した生徒は、さっさと片付けたので写真はありません。
ほかの生徒は、
まず、ユリの雌しべ柱頭の蜜を
スライドガラスに擦り付けてから、
花粉をつけて観察していました。
そうだよねぇ、
一番伸びるはずの条件だよね。
もちろん、望んだ通りに進まなかったケースも。
ボルボックスを染色したら、どうなるのか?
動きが止まったことに驚いていました。
その生徒は内側にある細胞の塊を核とみたてていた。
と、私は予想しているのですが、
記録する、表現するところまでたどり着いていません。
さて、どの程度の枠が必要?