茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

清少納言の「にげなきもの=似合わないもの」とは驚きの観察力だ。!!

2018年03月30日 | Weblog


ヤン爺は昨日は「古典の会」の勉強会でした。「枕草子」です。
章段は「にげなきもの」読んで驚きだなんと初っ端から・・・
「にげなきもの、下衆(ゲス)の家に雪のふりたる。また、月のさし入りたるも、
くちをし・・・」要するに、似合わないもの。下々の家に雪が降り、その下々の家に
月の光が明るく射し込んでいるのも、せっかくの月が台無しだ・・
なんとも無礼な言葉、大きなお世話なことだ こんな調子がつづくのです。
「年老いた下女の妊娠して歩く姿・・」
「歯の無い老女が梅干しを食べて酢っパがってる様」
「老いたる男がネコなで声で呼びかける様子」・・いるいる
「官位をごまかして上の位いを云う役人」・・いるいる
「書き物を偽造する役人」・・お~イマ世間を騒がせてる官僚だ
「宮仕えに関係ない人や身分の卑しい者などはこの世の人と思わず」なんだ~
「目を合わせることさえせずに恐れおののく夜回りの武官」まあ~
などなど、清少納言は恐れ知らずに書きまくる・・現代ではネット大炎上だ~
本当にすごい才女ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする