茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

柿実る秋の空!故郷恋しい柿の味!!

2019年11月12日 | Weblog

天皇陛下の即位儀礼も無事終わり、令和の年も晩秋の候、田舎より美味しい柿が送られてきました。実家の屋敷内にある柿木ですが、我がヤンGが子供の頃から食べていた味と変わらず懐かしい味がします。「里古りて柿の木持たぬ家もなし=芭蕉」家々に柿の木のある古びた田舎の風景ですが、今は、田舎も高齢者が多く、柿の実を採れないそうで、その作業ができないらしく、そのままの柿木が多いそうです。昔は柿がなると全部採らず、一つだけ枝に残しておく柿で「木守柿」と云い冬の小鳥の為とも、来年の実りを祈るためとも云われていました。日本人の美しい心ですね。
「富士見ゆる村の寧しや木守柿=角川源義」昔は自然の中の暮らしの安寧の願いを託された家々の柿の木でした。何故か故郷恋しい味がする柿を食べた感じでした。
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