相模原北公園 「あじさい花図鑑」
今年も6月を迎え、、梅雨の候に入りますが、俳人の加賀千代女の有名な句がうかんできました。「紫陽花に雫(しずく)あつめて朝日かな」
梅雨の晴れ間の景色を花と水滴と陽光のキラキラした、戯れを見事に描写してる名句です。梅雨といえば紫陽花の花が人気があります。ここ数年は人気が高まり、新しい品種が続々と誕生しています。島根県からは「星あつめ」という名のアジサイ、空の星をひとつひとつ集めるように色づきふくらんでいく花の成長を見立てています。また、佐賀県からは「可愛い花」と「雨のち星」という二つの銘柄を出し、前者は「かわいかぁ」という九州弁にちなんだ名前、後者は雨の中でさえ美しくまばたく星だからの名、いづれも素敵なネーミングの花ですね。梅雨の時期に咲く美しいアジサイの花は私達の心を癒してくれます。今世の中に起きている嫌なこともこのアジサイの花が忘れさせてくれることでしょう。