沖縄で慰霊の日 「平和の詩」を朗読する平安名秋さん
沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者たちを悼む「慰霊の日」を迎えました。私も当時中学一年生として戦争体験をました。当時の思いは忘れられません。昨日の「慰霊の日」に若い高校三年生の平安名 秋君の詠んだ平和の詩「今、平和は問いかける」に大変感動し、涙に溢れました。全文を掲載し皆さんに平和の大切さを実感するとともに二度と戦争を起こさないよう世界にアピールしましょう。
夏六月 溶けかけたアイスを手に走りだす 緑萌ゆるこの島の昼下 がり
礎に刻まれた「兄」に まるであの日のようにそっと触れるおばぁの涙は陽炎が登る魔文仁の丘にただ果てしなく広がっていく その涙は体を包み私を「あの日」へといざなう 七十八年前のあの日 あの時 かけがえのないたったひとつの命が憎しみと悲しみの中で散っていった 幾多もの砲弾が紺碧の海を黒く染める鉄の嵐となってこの島に降りそそいだ戦争が起きる前そこには日常があった 時には泣き時には笑いときには「ありがとう」を伝える そんな今と変わらない日常が平和がそこにあった 平和は不確かで脆く崩れやすい いつもそばにあるのに いつのまにか消えていく おばぁの涙は魔文仁の丘に永遠に灯る平和の火は今私たちに問いかける 平和とは何かを 私達に出来る事は何かを 私は過去から学びそして未来へと語り継いでいきたい おばぁの涙を 沖縄の想いを かけがいのない人達を決して失いたくないから 今日も時は過ぎていくいつもと変わらずに 先人達が紡いできた平和を次は私達が紡いでいこう そして世界に届けていきたい 平和を創り 守っていくこの沖縄の「チムグクル」を・・・
素晴らしい感動の詩ですね。今、世界の平和を真剣に考える時期にきています。若い次世代の人がしっかりと世界平和を守ってほしいことを祈ります。感動の詩でした。👏👏💐💐