「紫式部日記」に描かれる五十日の祝いの祝宴の様子が実にセクハラ、パワハラ満載で面白い！！

 

昨日は「古典の会」の勉強会でした。「紫式部日記」の「五十日の祝い」の章段でした。式部が女房として使える藤原道長の娘中宮彰子に男児が誕生し、その祝いの宴会の様子を式部はレポートしています。「右の大臣寄りて御几帳のほころび引き断ち、乱れ給う「さだ過ぎたり」とつきしろふも知らず、扇を取り、戯れごとのはしたなきも多かり。」と式部もあきれ顔それを横にいた道長も咎めないことに「殿のたまはず」と更に式部は言葉もないほどでした。もう宴会場は、セクハラ、パワハラの場となり女房たちも右往左往の大騒ぎ、と権力者道長にご機嫌伺いの祝い言葉をかける公卿たちの様子など、昔も今も酒宴の席での様子は変わりありません。来年の大河ドラマ「光るの君へ」は源氏物語の作者紫式部の生涯を描いたドラマで今から楽しみです。