Kyoto 京都・淡く儚い沙羅を愛でる「東林院・沙羅の花を愛でる会」
「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり」で有名な「平家物語」の一説。「はかなさ」の象徴として登場する「沙羅双樹」が今見ごろとなっています。正式には「ナツツバキ」という白い花が朝に咲き夜に散るさまは「平家物語」では「盛者必衰の理」を表すと記されております。この花の落ちるのを見ると命の大切さ、切なさ、をつくづく思いますが、今ニュースでの自衛隊連続発砲事件、長野の発砲事件などがあり、最近、人の命の尊さを重んじない事件が多すぎます。親が子を、子が親を、殺すなど・・・なんとも言えない悲しい事件です。朝咲いて夕方に落ちる一日花、沙羅を見てはかなさを感じるのは”わび””さび”という世界に誇る和の文化、無常という永遠不変のない中に自分が生かされてる有難さと命の尊さを感じ、静かな空間でひとりお抹茶と和菓子をいただきほっこりした気分を味わいたい今日この頃の気分です。