ロードバイクに乗り始めて最初の1年は100km越えのロングライドを最大の目標にしていましたが、途中に橋があったり登りでGIVE UPしたりと、結局、目標を達成できないまま年を越えてしまいました。
雪が降り始めた頃から、バイクを軽くすれば坂も楽に登れるのではないかと考え、2台目のロードバイクの検討に入りました。検討を重ねた結果、中級カーボンよりも軽いアルミのCAAD10をフレームで買い、アルミでどこまで軽くできるかをテーマにフレーム組を始めました。
結果、ペダルレスの完成車重量が7.2kgという中級カーボンロードにもひけを取らない軽さに仕上がりました。先日のイベント前にパンク修理セット入りのサドルバッグ、携帯ポンプ、ボトルケージ2個、ペダル、サイクルコンピュータという走行モードでの総重量を計測したところ8225gでした。勿論、これにドリンク入りのボトル2本を装着すれば確実に1kg以上重量は増えることになりますが、夏場のロングライドではボトル2本は不可欠だと思っています。
ほとんどの人がロードバイクを購入する際には重量を結構気にしながら、一度購入してしまうと、装備品込みの実重量をほとんど気にしないような気がします。大き目のサドルバッグにツールボックスといった組み合わせを見ると、一体何が入っているのだろうと思ってしまいます。ロングライドではパンクを含め不安なことは沢山あると思いますが、僕は予備チューブ1本に修理パッチ、アーレンキー、予備のコンタクトレンズ、シートチューブに固定したミニポンプ程度しか常に携帯していません。雨に当たりそうな時は大きめのサドルバックに換えてレインウェアを収納するだけというスタイルを貫いています。
というのもロングライドでは極力身軽に走りたいという気持が強いためです。特に途中で登りがいくつもあるような場合ならなおさらです。勿論、これが300km以上を走るプルベならある程度の装備も必要かもしれませんが、往復200km程度までならこの装備で十分ではないかと思っています。
今年は何度かイベントにも参加しましたが、やはり上級者ほど装備は身軽でした。逆に装備品を見れば初心者と分るということです。ロングライドではパンクのリスクが心配の種ではあります。かといって予備チューブ2本を持ち歩く必要はないと思っています。200km以下のツーリングで2度もパンクしたら、運が悪過ぎだと思います。そんな経験をされる方は極めて稀ではないでしょうか?
もし、頻繁にパンクを繰り返すとすれば、ホイールなりチューブなりタイヤなりに何か問題を抱えていると考えた方がいいと思います。最も多いケースが交換したチューブがタイヤとリムの間に挟まったまま空気を入れて走り出す場合でしょう。また、タイヤに刺さった異物を十分に取り除かずにチューブ交換をしてしまった場合も同様です。
パンクが心配ならパンクをしずらくする工夫と準備が大切だと思います。最初は対パンクシールドが入ったタイヤを考えてしまうのですが、タイヤの重量が重くなりホイール周りの重量が増えてしまいます。個人的にはタイヤは転がり抵抗が少なくグリップがいいものにしたいので、チューブをミシュランのラテックスにしています。天然ゴムは非常に柔らかいので、タイヤに刺さった異物を取り除けばそのまま走れてしまう優れものです。まあ、長い釘でも拾わない限りパンクの心配はしていません。ガラス片などの異物ではまずパンクの心配はありません。プチブルチューブの時は3度ほどパンクの経験がありますが、ラテックスチューブでは1度もパンクはありません。天然ゴムは空気の抜けは早いので毎日乗る自転車通勤用としては不自由ですが、週に1・2度のロングライド用には最適だと思っています。