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ダンボールの基礎知識

2023-09-19 11:22:31 | ダンボール
「段の付いたボール紙」であることから命名されました。
業界では「段ボール」と表記されますが、
「ダンボール」が一般的です。

当初は「弾力紙」「波型紙」「波状紙」「しぼりボール」
「なまこ紙」「浪形紙」「防衝紙」など多くの候補があったそうです。

紙に対して、ダンボール原紙のような厚紙のことを板紙と言います。
英語ではpaperboard。板みたいに厚くて丈夫な紙という意味です。
ボール紙はこの「ボード」の発音が
「ボール」と聞こえたことからついた名前です。

ダンボールケースを4箱用意して1t以上あるクルマを
乗せても崩れません。ワインボトルや電球の運搬に使われたのは
このような強度を持っていたからだと言われています。

一方で、外部の衝撃から中身をやさしく守るため、
果肉の柔らかいイチゴや桃などもダンボールが
クッション代わりになっています。

中に入れるもののサイズや使用目的にぴったりの形に
自由自在変形できるため精密機器を守るクッション材としても
活躍しています。

意外なところでは、ビルなどの換気に使われる
空調ダクトとしてアルミニウム箔をラミネートした
ダンボールが活躍しています。
鉄板製のものより扱いやすく輸送や工事も楽で、
環境にやさしいのも人気のヒミツです。
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