古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第九章 将軍家茂公の串本上陸・その十一

2011年12月24日 09時42分58秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 家茂公第四ページ(上の写真の最後の二行) 読みにくいですが、御辛抱下さい。

解読    相成り候ハゝ、舩納屋之儀ハ御村方ニ而御取建被成下候様仕度

      奉存候。以上。       重兵衛

読み方  相成りそうらわば、船納屋の儀は、御村方にて御取り建て成し下せられ候様、仕りたく、

     存じ奉り候。以上。     重兵衛

解説  「相成候ハゝ」・・・「成」はどうしても読めません。「候ハゝ」はなんとか分かります。 「御村方ニ而」・・・御村方にて。 「御取り建て」・・・意味はよく分かりませんが、「村方の方で御建てになる」と言う意味でしょう。 「被為成下候様」・・・成し下せられ候様。ここも読むのは困難です。 最後は「仕度」・・・仕りたく。 次行は「奉存候」・・・写真ではほとんど分かりません。 最後は「以上」。これは下げ紙の文章の終わりと言う意味です。