鯨方一條第四ページ(上の写真の始めから)
解読
同浦 ○○
其方義去午年以来去酉年迄古座浦鯨方得
漁鯨有之節々同所商人共落札毎不正之以
取計金子積置右金子之内其方并ニ○○○○○○
読み方
その方義、去る午年以来、去る酉年迄、古座浦鯨方、得
漁鯨有之節々、同所商人共落札毎、不正の取り計らいを以て
金子積み置き、右金子の内、その方並びに○○○○○○
解説 この章は同じスタイルの文章が続きます。不通の国語の時間なら、同じ内容を繰り返す必要はないのですが、古文書は慣れるのが一番ですから、同じ内容の文章でも繰り返し読んでいく事にします。解説は重複しますから、なるべくダブらないようにします。 一行目の最後の字は読めませんが、「得」です。 「漁」・・・異体字でサンズイヘンに「ク」の下に「田」、その下に「大」と書いています。 二行目最後のところは、「不正之以」と読めます。前ページと同じスタイルです。 個人名は○○と伏せて置きます。
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