かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

8年目のブログ、パソコンが壊れそうですが

2022-11-05 13:52:14 | 短歌の鑑賞
        

このブログをお読み下さっている皆さまへ

 パソコンが壊れそうな為、突然ブログが書けなくなる危惧があります。
 パソコンを買い換えて、続けていきますので、急にブログの更新が止まっても、
 必ず再開しますので、しばらくの期間お待ちください。

 冒頭の写真は、ブログ開設1433日目を示すものですが、
 実はもう一つ前のパソコンで2014年から続けているので、この倍はやっています。

 パソコンが苦手なので、同じgoo blogで、同じ名称なのに、
 以前の記事が引き継げませんでした。
 今度もまたブログ開設1日目として始めることになるかもしれませんが、
 ほぼ毎日記事を書くことに変わりありません。
 今後ともどうぞよろしくお願いします。
                            鹿取未放 
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清見糺の歌一首鑑賞 248

2022-11-05 12:21:20 | 短歌の鑑賞
     ブログ版 清見糺の短歌鑑賞    
                            鎌倉なぎさの会  鹿取 未放


248 むらきもの穢れを洗うニフレックスは何ともまずい飲み物である
                     2003年8月作

 ニフレックスは下剤。以前にもこの作者が使っていた「群肝(むらきも)の」は、臓器に心が宿っていると考えたことから、「心」にかかる枕詞。だからここも①「群肝(むらきも)」を臓器の意味で名詞として使っているのか、②「心」の省略された枕詞とみるか、どちらかだろう。実際には腸を洗うものだから、「臓器の穢れを洗うニフレックスという薬剤は」ということになろうか。最初「汚(よご)れ」だったのが、推敲の結果「穢(けが)れ」となった。だから、単なる腸にこびりついた即物的なヨゴレのみを念頭においているのではないのだろう。つまり七〇年近い人生によってこびりついてしまった精神の澱のことをもいっているのだろう。
 ところで、ニフレックスは二リットルをだいたい二時間で飲み干さなければならず、かなり辛いものである。この歌、作者の手がきの歌稿では最期の歌になった。

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