なぎさ用渡辺松男研究2の17(2019年1月実施)
Ⅱ【膨らみて浮け】『泡宇宙の蛙』(1999年)P85~
参加者:泉真帆、M・I、K・O、岡東和子、A・K、T・S、
曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:泉真帆 司会と記録:鹿取未放
129 おどおどとサラリーマンは昇給しおどおどと花の陽を浴びに出る
(レポート)
「おどおどと」のリフレインが巧みだ。昇給したのをおどおどと受取り、しかしやはり嬉しくて花の陽を浴びに屋外へ出る。(真帆)
(当日意見)
★真帆さん、この花は何だと思いますか?(鹿取)
★考えませんでした。(真帆)
★次の歌を見ると「地へ花片散り」だから桜だと思いますが、この歌一首だったら職場の歌壇か近
所の公園の花とでもとれますね。(鹿取)
★一般的にいって4月から給与体系が変わるでしょう。だから季節は春だから桜(A・K)
★やはり字面に咲いている花ではなくて桜だと思います。(T・S)
★私は桜とは思いませんでした。桜というと悲壮な感じがするし、悲しみが入る。だから戸外に出
て花壇だろうと。昇級したのをもらっていいんだろうかとか、でももらってみると嬉しいし。「お
どおど」に感情が出ている。(真帆)
★こういう場面におどおどを使うのがすごい。(鹿取)
★おどおどが面白いですね。やはり花は桜だと思いますが、古典を踏まえているのかな。昇級だと
晴れやかな場面だから桜。恥じらいのあるうれしさがにじみ出ているような。音もよく響き合っ
ているし好きな歌です。(K・O)
★最初のおどおどは、使用者が私を昇級させてくれたのですね。あとのおどおどは自分の気分だか
ら主体的。このふたつのおどおどのニュアンスの違うところが面白い。(A・K)
Ⅱ【膨らみて浮け】『泡宇宙の蛙』(1999年)P85~
参加者:泉真帆、M・I、K・O、岡東和子、A・K、T・S、
曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:泉真帆 司会と記録:鹿取未放
129 おどおどとサラリーマンは昇給しおどおどと花の陽を浴びに出る
(レポート)
「おどおどと」のリフレインが巧みだ。昇給したのをおどおどと受取り、しかしやはり嬉しくて花の陽を浴びに屋外へ出る。(真帆)
(当日意見)
★真帆さん、この花は何だと思いますか?(鹿取)
★考えませんでした。(真帆)
★次の歌を見ると「地へ花片散り」だから桜だと思いますが、この歌一首だったら職場の歌壇か近
所の公園の花とでもとれますね。(鹿取)
★一般的にいって4月から給与体系が変わるでしょう。だから季節は春だから桜(A・K)
★やはり字面に咲いている花ではなくて桜だと思います。(T・S)
★私は桜とは思いませんでした。桜というと悲壮な感じがするし、悲しみが入る。だから戸外に出
て花壇だろうと。昇級したのをもらっていいんだろうかとか、でももらってみると嬉しいし。「お
どおど」に感情が出ている。(真帆)
★こういう場面におどおどを使うのがすごい。(鹿取)
★おどおどが面白いですね。やはり花は桜だと思いますが、古典を踏まえているのかな。昇級だと
晴れやかな場面だから桜。恥じらいのあるうれしさがにじみ出ているような。音もよく響き合っ
ているし好きな歌です。(K・O)
★最初のおどおどは、使用者が私を昇級させてくれたのですね。あとのおどおどは自分の気分だか
ら主体的。このふたつのおどおどのニュアンスの違うところが面白い。(A・K)