ブログ版清見糺鑑賞 22 かりん鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
142 たいくつというぜいたくをもてあますこのぜいたくをみやことなしつつ
「かりん」 2000年2月号
作者が「かりん」に発表した歌の中で、初めて出てくる全ひらがなの歌。分かち書きにしないで意味がきちんととれるように工夫されている。また、全ひらがなにすることによって歌にやわらかさを出し、漢字交じりで書いたのとは違う独特の味わいを出している。
退屈をもてあますという歌は世にゴマンとあるだろう。それが贅沢だという歌もあるにちがいない。しかし、下句にこの作者の力が感じられる。
142 たいくつというぜいたくをもてあますこのぜいたくをみやことなしつつ
「かりん」 2000年2月号
作者が「かりん」に発表した歌の中で、初めて出てくる全ひらがなの歌。分かち書きにしないで意味がきちんととれるように工夫されている。また、全ひらがなにすることによって歌にやわらかさを出し、漢字交じりで書いたのとは違う独特の味わいを出している。
退屈をもてあますという歌は世にゴマンとあるだろう。それが贅沢だという歌もあるにちがいない。しかし、下句にこの作者の力が感じられる。
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