渡辺松男研究11(2014年1月)
【『精神現象学』】『寒気氾濫』(一九九七年)四〇頁~
参加者:崎尾廣子、鈴木良明、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:鈴木良明 司会と記録:鹿取 未放
95 高さ二百七十三メートルに働くおみなあり新竹のごときしなやかな脛
(レポート)
ランドマークタワーの展望台があるのが、高さ二七三mの六九階だ。そこでは、新しい施設を案内・誘導するために、若いコンパニオンが働いていたのだろう。「新竹のごときしなやかな脛」が、そこではたらく女性の比喩として、絶妙である。人工物のなかにおける「新竹のしなやかさ」の対比がすこぶる新鮮だ。(鈴木)
(発言)
★足ではなく脛というのがいいですね。ここでもやっぱり超高層の建物と、生き生きした 生身
の女性のあしを並べているのよね。無機的なものに取り込まれないように。(鹿取)
【『精神現象学』】『寒気氾濫』(一九九七年)四〇頁~
参加者:崎尾廣子、鈴木良明、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:鈴木良明 司会と記録:鹿取 未放
95 高さ二百七十三メートルに働くおみなあり新竹のごときしなやかな脛
(レポート)
ランドマークタワーの展望台があるのが、高さ二七三mの六九階だ。そこでは、新しい施設を案内・誘導するために、若いコンパニオンが働いていたのだろう。「新竹のごときしなやかな脛」が、そこではたらく女性の比喩として、絶妙である。人工物のなかにおける「新竹のしなやかさ」の対比がすこぶる新鮮だ。(鈴木)
(発言)
★足ではなく脛というのがいいですね。ここでもやっぱり超高層の建物と、生き生きした 生身
の女性のあしを並べているのよね。無機的なものに取り込まれないように。(鹿取)
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