渡辺松男『泡宇宙の蛙』の一首鑑賞

　　　　　※本日２回目の記事です。

　　渡辺松男研究２の７（２０１７年１２月実施）『泡宇宙の蛙』（１９９９年）
　　　　【山鳥薇】Ｐ３６～
　　　　 参加者：泉真帆、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
　　　　 レポーター：渡部慧子 司会と記録：鹿取未放
　　
４９　荒馬を乗りこなすごとなじみたるこの登山靴履き岩に立つ

　　　　　（当日発言）
★ごわごわした登山靴を足になじませるには歳月が必要で、体感としてそれが伝わってくると思い
　ます。(真帆)
★とても分かり易い歌ですね。人生に重ねるより、登山のもろもろの経験の積み重ねに限定した方
　が歌は面白いと思います。(鹿取)