渡辺松男研究2の8(2018年1月実施)『泡宇宙の蛙』(1999年)
【百年】P40~
参加者:泉真帆、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:泉真帆 司会と記録:鹿取未放
53 圧しゆがめられたるさまに椎の木の瘤はあるなり一つ目の瘤
(後日意見)
椎の木はどこの野山にも見られ、実は炒めて食べることができるそうだ。瘤のある椎の木もよく見かけるが、この歌の瘤は「圧しゆがめられたる」だから綺麗な円形ではなくぐにゃりと歪んでいるのであろう。瘤が何個もある個体もあるが、この木には歪んだ瘤が一つだけ付いていて、それを「一つ目の」と言っている。この結句「一つ目の」があることで、写実のような歌が一転ルドンの絵のようなシュールなものになる。(鹿取)
【百年】P40~
参加者:泉真帆、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:泉真帆 司会と記録:鹿取未放
53 圧しゆがめられたるさまに椎の木の瘤はあるなり一つ目の瘤
(後日意見)
椎の木はどこの野山にも見られ、実は炒めて食べることができるそうだ。瘤のある椎の木もよく見かけるが、この歌の瘤は「圧しゆがめられたる」だから綺麗な円形ではなくぐにゃりと歪んでいるのであろう。瘤が何個もある個体もあるが、この木には歪んだ瘤が一つだけ付いていて、それを「一つ目の」と言っている。この結句「一つ目の」があることで、写実のような歌が一転ルドンの絵のようなシュールなものになる。(鹿取)
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