
上越映画鑑賞会の第200回の前 勉強会がありました 浄照寺にて
カチィンの森 約二時間
1943年にソ連国内の森で数千人のポーランド将校の遺体が発見された「カティンの森事件」を、巨匠アンジェイ・ワイダ監督が、実際に遺された手記や手紙を基に描き出す歴史ドラマ。
1939年、西からドイツ軍に追われる人々とソ連軍に東から追われた人々が、ポーランド東部にあるブク川の橋の上で偶然出くわす。
西側からはソ連の捕虜となった夫・アンジェイ大尉を探すアンナと娘のニカ、東側からは大将夫人ルジャがおり、彼らはそれぞれの目的地へ向かうため川を渡る。
スタッフ
監督・脚本
アンジェイ・ワイダ
原作
アンジェイ・ムラルチク
200回目の映画鑑賞会例会は アンジェイ・ワイダ監督の遺作となった 残像です その監督である
アンジェイ・ワイダのことを知るための勉強会 上映されたのは カチィンの森
カティンの森事件は、第二次世界大戦中にソビエト連邦のグニェズドヴォ近郊の森で約22,000人のポーランド軍将校、国境警備隊員、警官、一般官吏、聖職者がソビエト内務人民委員部によって銃殺された事件。
「カティンの森の虐殺」などとも表記する。Wikipedia
恐ろしい映画でした ワイダの父親もカチィンで銃殺されたポーランド将校のひとりだったとのこと
戦争が終わっても この事件はタブーとされていた ソ連とドイツに占領された 戦後ポーランドの痛ましすぎる傷跡
将校の妻 大将の妻 その他いろんな階級の女性から見たポーランドの現実
ブロンドの髪を売り 兄のお墓を建てようとしたアグニュシカの強い意志をもった顔
彼女の髪で作るカツラを買ったのは 収容所に入れられ自分の髪が全部抜けてしまった女優の顔
大将の妻が以前は家政婦だった女性(戦後は市長婦人)と対面したときの顔・・・・印象に残っています
この映画の最後はドキュメンタリー映像。。 ソ連とドイツの報道の違い ドキュメンタリーは真実でない場合もある
前に見た光州事件の タクシー運転手の映画を思い出します 表現しずらい重い 暗い気持ちが心の中に残る映画ですが
私にはまだまだ知らないことがいっぱいあるんだと思いました それを知ってゆく方法のひとつに 映画があるんだな これからも見ていかなくちゃなと思いました