みいのしっぽ2016

主婦のきまぐれブログ

高田瞽女さんの思い出を聞きました

2024-12-14 15:30:14 | 講演会

寒くなりましたね   夕べは思いのほかいいお天気でした

夕方から西城の楽酔亭さんで お馬だし塾があり 講演会のみ聞きに行きました

高田芸妓の滝本加寿子氏のお話です 

 

こういう本を出版されたとのことで  興味しんしんで聞き入りました

 

凛とした雰囲気で お着物を素敵にきこなし お話された滝本さん

小さいころ瞽女さんの家の前を通ると  はっけんけん・・・汚いという方言

そういわれたというエピソードから始まりました

滝本さんのご実家は瞽女親方 杉本キクイさんの家の近くで

おじいさんが下駄屋さんをしており 瞽女さんたちの下駄の鼻緒は

全部おじいさんがつけていたそうです

 

滝本さんの姉弟子さんがじょんがらを習いたいと新潟に行き

そこで じょんがら節のルーツは瞽女唄という話を聞いてきたそうです

自分もいつか瞽女唄を習いたいと思っていた滝本さんが 思い切って杉本キクイさんに

お願いをして 姉弟子さんと唄の稽古に通ったお話が中心です

※  お隣はお馬だし塾代表の宮越さん

 

けいこ中に唄の題名の漢字を聞いたところ 杉本キクイさんが怒ってしまい

プイと向こうへいってしまったとき 養女のシズさんが来て

お母さん(キクイさんのこと)はかんぴょうのお寿司がすきだよ。。と教えてくれたそうです

次のお稽古の時にお寿司・・・かんぴょう きゅうりなどの海苔巻きを持っていくと

機嫌がよくなったとか。。 ほほえましい話でした

高田瞽女さんは盲目の女性が自分の力で生きていくために 厳しい戒律の中で

共同生活をしながら 一年のほとんどを旅に出て暮らしていた人たちです

けっして汚い人たちではありません  逞しく毅然と生き抜いた女性たちです

瞽女さんの本は色々と出版されていますが 私が読んだことのある

大山真人さん 斎藤真一さんの著書とは少し違うお話 

生身の高田瞽女さんたちの事 言葉 生活の匂いまでもが

私の目の前に むくむくと立ち上がってくるような貴重な講演でした

お話も上手で 声もはっきりと とちゅうで休憩も無くほぼ一時間 じゃべるのは

やはり芸妓として鍛えていらしたからでしょうか。。 いい時間でした

ありがとうございました   なかなか聞けない話だわ~・・・

 

 

今朝の道路・・・・水玉模様がかわいらしいにゃ

寒いけどね

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