AYUKO Soul Quest. "スピってるがフィジってる"

元気になってくれ。
自分にときめいてくれ。
そして愛を見つけてくれ。

「芸風」後編

2019年01月20日 | 音楽と歌と私と・・・
私は、彼女たちが歌で見せるその「強さ」が、
自分に欲しかった。
当時の私にとって「強くてかっこいい女性」は、
ソウルミュージックを歌うDivaたちだった。(前編から)


技術的には程遠いながらも、
私は学生時代はとにかくLIVEでもパワー系ソウルを好んで歌った。
私にとってロック時代となった4年生の時も、
「強さ」というのは私にとって大事なキーワードだった。

で、「今の私」にとって、あの時代というのは、
振り返ってみると「強い」というより
「一生懸命強がっていた」時代だったなあと思う。
(これは、例の私のお得意の「女性性」と繋がるわけだが、
アレについては十分語ったので、今回は黙るとする)

そして、当たり前のこと
「私はアフリカ系アメリカ人女性ではない」ということに、
ようやく気づいたのだ。

私は今もよく人から「パワフル」と形容されるが、
多分、それは放たれるエネルギーの量なのか、
表現がいかんせん直球なのでそれがパワフルなのか、よく分からないけれど、
少なくとも「強がり」からのパワフルではないんだろうなあと思う。

色々な経緯を経て、
「女性を謳歌する!」なんてのに目覚めちゃった私にとって、
もう「強い女を演じる」必要がなくなってしまった。
よって、かつて歌っていたような「グイグイ強いソウル曲」と、
「本来の私」とにズレが生じてきたように思う。

女性が歌うソウル系の歌は、
男性に挑戦状を突きつけるような、
女性上位な感じの、
ガオ〜〜ってライオンとかヒョウみたいに誘惑するような・・・
歌詞が、やっぱり多いんだけど、
「私、実はそういうタイプではありませんでした」というのが正直なところで、
今ちょうど困っているところである。

そうは言っても、あの(それこそ)パワフルなソウルやロックというのは、
いつまでも私にとって大っ好きな音楽で、
私を育ててくれた音楽なので、
今こそ「考え込んで」いるけれど、
トンネルから抜けたその先には

「私、なんでも歌いま〜〜〜〜す!」

という、達観した歌手AYUKOがいることを・・・祈る。


「何を歌っても私」なのだから。

完(!)





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