AYUKO Soul Quest. "スピってるがフィジってる"

元気になってくれ。
自分にときめいてくれ。
そして愛を見つけてくれ。

自分のスタイルを貫いてゆくということは・・・(後編)

2022年11月22日 | 音楽と歌と私と・・・
こちらへ初めていらした方、
是非とも『自分のスタイルを貫いてゆくということは・・・(前編)』を読んでから、
この「後編」をどうぞ。


(「前編」の最後から)
後編では、私のブログに度々登場する、
今回もいらしてくださった恩師N先生の、
またもやすごいシンクロニステイックなお言葉で
「!!!」となったお話です。
タイトル「自分のスタイルを貫いてゆくということは・・・」
の意味は後編で!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ということで後編に参ります。

私の恩師は中高時代から、卒業し、大人になっても
常に私を見守ってきてくださった方です。

6年前に歌手復帰をし、LIVE活動を始めた時からは
全てのLIVEに足を運んでくださり、
毎回終わった次の日には必ずお電話をくださり、
先生の感想や、私への励みの言葉をたくさんくださいました。


そして、今回も。


実を言いますと、
今回は(ちょっとした誤解もあって)先生をお呼びするのを躊躇していました。
同時に、10月の後半のリハーサルまで
私自身、まだ「見えない」状態だったのです。

なんせほとんどがオリジナル曲、
二本柳君(ピアニスト)とやるのも、
伴奏をつけて歌うのも初めての曲もあり、
私としては「どう、形になるのか。そもそも形になるのか。」というのが、
リハーサルをするまで分からなかったのです。

そんな見えないまま、
リハーサルすらまだしていない時に、
先生はFacebookを通して、このコンサートのことはご存知で、
LINEをくださったのですが、
「その日はヨガが入っていて、ヨタヨタしているし、
今回はやめておきます。」と。


まず、先生の方からこのコンサートについて
先にご連絡をいただいてしまったという、大失態。
大変失礼なことをしてしまったと後悔。


でも、「是非、いらしてください!」とは言える状態ではなかったのも事実。


そんな「見えない」まま、
結局私も先生に「今回はオリジナル曲に挑戦するのですが、
来年にバンドとして形にするつもりですので、
是非、その時はいらしてください!」とお伝えしたのでした。


最初のリハーサルは都内のリハーサルスタジオにて。
よし、なんとか二人でできそうだ。
でも、それはまだ「初回」なので、お互いに譜面をなぞった程度。


そして、本番前のリハーサルは
本番の週の月曜日に、実際に学校の講堂でやらせていただいた時に、
「ようやく見えた!」。


「やはり、先生にも見ていただきたい!」と
帰ってから速攻お電話してお伝えしたら、
「実は、私もやはり行こうと思って、こっそり行くつもりだった」とのこと、笑。


ああ、よかった。


本番。
先生は(私も大好きな)当時学校で教えていらしたもう一人の先生と一緒に、
『先生席』という、最前列に座っていらっしゃいまして
(「そこに座らされた」とのこと、笑)
ステージからもよく見える。


がしかし、先生は終始うつむいていらっしゃるではないですか。
どうしたのだろう。具合でも悪いのか。
それともLIVEがよほどつまんなくてヤバいのか。
私が当時の話、「ピアスして両耳にバンドエード貼って隠してたのに、
先生にバレて、コラ〜〜〜って、追いかけられて、私は走って逃げた」という
面白い(はずの)お話にもうつむいたまま、全く反応なく。。。


先生は最後までそんな感じでした。

終わってから少しお会いしたのですが、
なんとも口数が少なく、益々ヤバし。心配。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからその夜にジャンプします。

やはり先生はお電話をくださった。

私も、先生の姿が見える場所に座っていた友人たちも心配していたことは
大変な誤解であったことが判明。

「最前列に座らされて(←ウケる)、恥ずかしくて、
亜由子さんの顔が見られなかったのですが、
ちゃーんと聞いていましたし、
あのピアスの話についても、
『あの子のことだから、どうせ、帰る時にピアスをはめ直して、
そのまま帰ってるに決まってる(←図星)』と思っていましたよ。
下を向いて笑っていました。」


とのこと。
ほんっとーに心配していたので、私は心からホッとしました。


そして、ここからがこのお話の本番。

先生からはいつも驚くべき「キーワード」をいただきます。
それは確か2年前だったでしょうか。
あるライブの後、お電話で、


「あなた、突き抜けたわね。」

とおっしゃったのです。
実はその頃、私にとって「突き抜ける」
という言葉がすごく意味のある言葉だったのです。
その少し前に、ある別の方からその言葉を聞いてから、
「突き抜けるとは・・・」というのが私の課題でした。


そんな折に、LIVEの後に、
先生から「突き抜けたわね。」という
その言葉まんまをいただいた時の驚き。
そして、「そうか。あれでよかったのだ。」と
「分かった」のです。


そして、今回も
「あなた、突き抜けたわね。」とおっしゃった。

「先生には2年前にそう言っていただきました。」と私。

「でもね、そのままずっと同じままかと思っていたのよ。
でも、今回もまた突き抜けたわね。」と先生。


今回のLIVEは今までとは全く違うスタイルの曲をやりました。
それにも先生は気づかれ、驚いていらっしゃいましたが、

私がオリジナルを書いてゆくこと、
自分がやりたいというスタイルの音楽を追求すること、
そういうことも理解された上での、
「今回も突き抜けたわね」と。


その後です、
先生が重大なことをおっしゃったのは。
重大というと大袈裟ですが、
これまで決して出てこなかった言葉だったのです。


「亜由子さん、ここからあなた自身の音楽をやっていく上で、
あなたの音楽やスタイルが好きじゃない、という人たちも出てくると思います。」と。

「はい。それはもう覚悟しています。」と私。

またもや今回も先生は、
私が心で決めていたこと、課題としていたことのど真ん中を突いた。


この夏、自分のスタイルを追求する、ギュッとフォーカスをすると決めた時に、
私はもうそのことについては覚悟したのです。


これまである意味「広い範囲」で選曲し歌ってきました。
それは別にできるだけ多くの人に好んでもらうため、では決してなかった。
ただ、「好きだから」選んでいました。
でも、結果、「で、AYUKOという歌手ってどういう歌手なの?」と問われた時に、
答えは「無かった」のです。


「そこから出て、自分のスタイル、オリジナリティーを追求せよ」
という指令が出て、私は昨年末から砂漠地帯へと放り込まれたのです。
それに気づくためだったのだ、と今はわかります。


「広い範囲をカバーする、なんとなくボケたイメージのAYUKO」は
プロであり、歌の技術も備わっているが、
ある意味、可もなく不可もなく、すごい好かれることもなければ、
すごい嫌われるわけでもなかった。

でも「ギュッと絞ってAYUKO色をはっきりと出してゆく」ということは・・・
『それが』すごい好きという人たちがきっと現れる、
と同時に『だから』苦手という人たちもきっと現れる。


自分のスタイルを貫いてゆくということは・・・


そういうことですよ、と先生は私に伝えたかったのだと思います。
それでもいいのですか?と。

既に私の中で分かりつつあったことが、
先生の言葉で、今回も「分かった」。
そうなんだ、と。
で、それでいいんだ、と。


思い出したのは、
読んだことはないのですが、
『嫌われる勇気』という大変ヒットした本です。
読んでないから勝手なこと言えないですが、
多分、そういうことなのだろう、と。


誰も人に嫌われたくはない。
できればみんなに好かれたい。
不可能ではないでしょう。
自分を相手に合わせて装っていれば。
嫌われるかもしれない自分のセッセンスを隠し続け、
嘘の自分を演じていけば、不可能ではないでしょう。


私が上のことを音楽的にしていたか、というと多分していない。
でも一つ言えるのは「自分のエッセンス」というものを
100%音楽を通して表現していたか、というと否、だ。
もしや50%も表現されていなかったかもしれない。
後の50%は「お借りしていた楽曲たち」。
それは私のメロディーでも、私の言葉でもない。

カヴァーをやることは決して悪いことではなく、
その中で「どれだけ自分のスタイルにできるか」という挑戦がある。


でも、私はもう十分にやって、そして、行き止まりにきた。

誰かが手を差し伸べて「では、あなたのために曲を書いてあげましょう。
あなたのために、あなたをプロデュースしてあげましょう。」ということもなかった。


つまりは

じゃあ、全部、自分でやれ。


という天からの指令なのか、
魂の計画なのか分からないけれど、
どうも歌をやめる、という選択は全くないので、
やることを選ぶ。


そして、「範囲は広いがボヤけたAYUKO」も十分にやったから、
「AYUKO色前面に出すAYUKO」を、
オリジナルを書いてゆくという形でやってみようと。


自分でもAYUKO色がどんなものか分からない、というね。
だって、そこまでやったことないから。
でも、多分、すごい「自由」「遊び」「冒険」があるだろうな。

自分がすごく自分になってゆく、って私のライフワークではないか。
本当の、本来の自分になってゆく、それで生きる、それを表現する、というのは。
「突き抜けて」しまえば、嫌われる「勇気」なんかもきっともう必要でなくて、どうでもよくて、
それよりも一緒に突き抜けてくれる人たちと、一緒に突き抜け続けられればもうそれがサイコーって
アホみたいになれそうな気がする。


貫き続けて、
突き抜け続ける。


まさに
アセ〜〜〜ンショ〜〜〜ン!!!(←結局これかいな、笑)





いつも大事な時に、
先生は必ず大事な「言葉」を私にくださる。

そうやって、
私はそれまでよりも、
「そうか。これでいいのか。」と、
もう少し自信を持って
前に進めるのです。


先生、ありがとうございました。
このまま行こうと思います。




なんなら派手に。







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