今日はなんとなく私の学生時代のことを
振り返っています。
これが読者の皆さんにとって
興味深い内容かどうかは分かりませんが、
私にとっては備忘録のような、
そんなようなものかもしれません。
バークリー音楽大学( Berklee College of Music)というのは
米ボストンにあるアメリカ・コンテンポラリー音楽の専門大学です。
Jazzで有名ではありますが、
ジャンルはJazz/Soul music/Rock/Pop/Latin...
考えられる全ての現代音楽を扱っていて、
コース(学部)においても、
私が取った、演奏自体を勉強するパフォーマンス科から、
作曲、アレンジ、フィルムスコアリング(映画音楽)、
ソングライティング、レコーディングエンジニアリング、
先生になるためのMusic Education、
その他、たくさんのものがありました。
あれから25年も経ちましたので、
今はきっともっとあるだろうと思います。
今「あれから25年も経ち・・・」と書いて、
改めて、ああ、25年も経ったのかあ!と感慨深いです。
さて、かの(?)バークリーでの経験はどうだっのかと聞かれると。
何よりも宝だと思える経験は
あらゆる人種、あらゆる国の人たちと交流できたことです。
もちろん、音楽の学びも大層貴重なものでしたけれど、
一番心に残るのは、「彼ら」との交流。
もちろん音楽が媒体となっていることで、
そこに感性の交流も起こります。
アメリカの音楽を本場で学べたことは
本当に素晴らしかった。
でも、それに更に加えて、
地球上の色々な人たちがそこに集まり、
出会えたこと、新たな文化を知ることができたことは、
それはそれは私にとって大きな経験でした。
そして、「色々なバックグラウンド」を持ちながらも、
やはりみんな「人間」なのです。(って当たり前なのだけど、笑)
生まれた場所や育った環境が違っても、
みんな人間で、共通することろもたっくさんある。
悲しかったり、嬉しかったり・・・みんなおんなじ。
笑顔はやっぱり誰の笑顔も素敵で、
何かが「通じ合った時」の嬉しさなんかも、みんなおんなじ。
何を持って、肌の色の違いがどうとか、国の違いがどうとか、
って言うのだろう、と思うようになりました。
で、もちろん、人間ですから、
そういう表面的な違いを超えて、
ムカつく奴はムカつくし(笑)
いい奴はいい奴なわけで、
結局のところ「その人」がどうなのか、というところだと思います。
ただ、確かに文化の違い、慣習・習慣の違いはあり、
それを理解していないと「あれれ?」と思ったり、思われたり、
不快に思ったり、思われたり、そういうことはあるのです。
だからこそ「知る」ことは大切なのだと思います。
自分の知っていること、常識は決してみんなのものではない、という自覚でしょうか。
でもね、やっぱり「その人」が放つもの、
それは違いを超えて伝わってくる。
それは違いを超えた、その人中心からの輝きだったりとか、
愛だったりとか。
そして彼らとの交流を音楽を通してできたことは、
それはそれは幸せな体験だったと思います。
まだまだみんな学生で未熟ですから、
みんなで音を作るというよりは、
自分、自分、になっちゃうことも多かったのですが、
それでも一緒に「いっせーのーせ!」で音を出せるって、
(今でも思いますが)本当にワクワクすることです。
バークリーで音楽的に学んだことは数知れず。
そしてその頃が一番、音楽を聴いていたと思います。
学校のすぐ近くにタワーレコードがありまして
ほぼ毎日通ったと思います。
気になるアルバムを片っ端から試聴したり、
ある時は全く知らない歌手のアルバムを
あまりに強烈な「お顔」だったのでジャケ買いしたら、
大当たりで、その後聴きまくったとか。
(それはEetta Jamesという歌手です。)
私はボーカルを学びに行ってましたので、
とにかく「歌もの」を日々探して聴いていました。
音楽鑑賞としてではなく、
勉強になる歌手を聴いて、練習して、真似して、
それをすることによって、自分に必要なスキル、
練習すべき点が分かりました。
私は当時は歌手としては劣等生でしたが
周りには「あなた、勉強する必要ある?」というくらい
本当にうまい人がたっくさんいて、
自分が惨めで、悲しくて、本当によく泣いていました。
でも、それが、私にとって「どうやったらあの人たちみたいに上手になれるのだろう?」と
頑張る力の源であったと思います。
一つ、自分はよくやったと思えること。
それは、校内ではありますが、セルフプロデュースのショー(ライブ)
一学期に一回、やり続けたことです。
本当にうまい人たちは、周りから声がかかったりするからか、
実はショーをやるほどの勇気はなかったのか(笑)
意外と自分から何かをやる、という人たちがいませんでした。
そういう意味では行動力はずば抜けてたぜ、おいら。
すごい下手くそだったけど、
何か、やりたかったのですな。
それは今も変わりません。
そんな訳で、歌は上手くないが、ルックスはいい(生涯唯一の大モテ期)という
かろうじての自信でもって、
そして、歌いたい!表現したい!面白ことしたい!という気持ち一心で、
私はショーをやり続けました。
そして有難いことに、毎回たくさんの人たちが観に来てくれました。
下手だからね、
周りはすんごいスタープレーヤーで揃えるわけ。
集客のための見栄ではありましたが、
でも、みんな上手だから、貴重な体験をさせていただきました。
あの頃は、リズムセクション(ドラム、ベース、ギター、キーボード)に加えて、
ホーンセクション(3~4管)、バックアップボーカル(コーラス)3人、
一度はダンサーも加えて大所帯なショーをやっていました。
なぜ、そのようなことができたかというと、
当時、日本人のボーカリスト(今でも大切で尊敬する先輩友人)が
率先して大所帯の派手なショーを展開していたからです。
彼は主にPrinceの楽曲をやっていて、
当時はまだパソコンとか当たり前ではない時代、
彼は全てのパートを耳で聞き取り、
全て手書きで、見事なパート譜(楽器ごとの譜面)を書いて、
見事なリハーサルから、見事な本番まで持っていっていました。
ありがたいことに、私は彼のコーラスとして毎回参加させてもらい、
私は彼から大変多くのことを学んだのです。
ですから、
私自身も自分のショーをやるようになってから、
彼がしていたことを全部やりました。
それが、バークリーの授業で学んだいたことの「実践」となり、
そうやって色々なスキルが身についたのだと思います。
バークリーでの尊い「地球人異文化交流」、
そして、「音楽の実践」、
これらが私が体験して得た、宝です。
歌手としてのスキル(ご安心ください。
その後、3年生の時に素晴らしい先生と出会い、
下手くそな私はようやく必要なスキルを身につけていきましたよ)
においては、
本当に、自分のものとして、
自分の肌となっていったのは、
卒業して日本に帰ってからです。
色々な体験をしながら、
「必死の真似」から「私のものとして」のスキルへと
時間をかけて身につけていきました。
そうそう。
すんごいうまい人はたくさんいます。
でもね、人が聴きたいのは歌のうまさや音域ではないのですね。
「その人」を聴きたいのだと思います。
スキルはそれを助けくれるツール・・・
スキルに引っ張れるのではなく、
いかにスキルを「自分という人間の表現に使うか」、
というのが大事なことなのだと思います。
それは、だいぶ後になって分かったのでした。
という感じが、私のバークリーでの体験、備忘録でした。
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振り返っています。
これが読者の皆さんにとって
興味深い内容かどうかは分かりませんが、
私にとっては備忘録のような、
そんなようなものかもしれません。
バークリー音楽大学( Berklee College of Music)というのは
米ボストンにあるアメリカ・コンテンポラリー音楽の専門大学です。
Jazzで有名ではありますが、
ジャンルはJazz/Soul music/Rock/Pop/Latin...
考えられる全ての現代音楽を扱っていて、
コース(学部)においても、
私が取った、演奏自体を勉強するパフォーマンス科から、
作曲、アレンジ、フィルムスコアリング(映画音楽)、
ソングライティング、レコーディングエンジニアリング、
先生になるためのMusic Education、
その他、たくさんのものがありました。
あれから25年も経ちましたので、
今はきっともっとあるだろうと思います。
今「あれから25年も経ち・・・」と書いて、
改めて、ああ、25年も経ったのかあ!と感慨深いです。
さて、かの(?)バークリーでの経験はどうだっのかと聞かれると。
何よりも宝だと思える経験は
あらゆる人種、あらゆる国の人たちと交流できたことです。
もちろん、音楽の学びも大層貴重なものでしたけれど、
一番心に残るのは、「彼ら」との交流。
もちろん音楽が媒体となっていることで、
そこに感性の交流も起こります。
アメリカの音楽を本場で学べたことは
本当に素晴らしかった。
でも、それに更に加えて、
地球上の色々な人たちがそこに集まり、
出会えたこと、新たな文化を知ることができたことは、
それはそれは私にとって大きな経験でした。
そして、「色々なバックグラウンド」を持ちながらも、
やはりみんな「人間」なのです。(って当たり前なのだけど、笑)
生まれた場所や育った環境が違っても、
みんな人間で、共通することろもたっくさんある。
悲しかったり、嬉しかったり・・・みんなおんなじ。
笑顔はやっぱり誰の笑顔も素敵で、
何かが「通じ合った時」の嬉しさなんかも、みんなおんなじ。
何を持って、肌の色の違いがどうとか、国の違いがどうとか、
って言うのだろう、と思うようになりました。
で、もちろん、人間ですから、
そういう表面的な違いを超えて、
ムカつく奴はムカつくし(笑)
いい奴はいい奴なわけで、
結局のところ「その人」がどうなのか、というところだと思います。
ただ、確かに文化の違い、慣習・習慣の違いはあり、
それを理解していないと「あれれ?」と思ったり、思われたり、
不快に思ったり、思われたり、そういうことはあるのです。
だからこそ「知る」ことは大切なのだと思います。
自分の知っていること、常識は決してみんなのものではない、という自覚でしょうか。
でもね、やっぱり「その人」が放つもの、
それは違いを超えて伝わってくる。
それは違いを超えた、その人中心からの輝きだったりとか、
愛だったりとか。
そして彼らとの交流を音楽を通してできたことは、
それはそれは幸せな体験だったと思います。
まだまだみんな学生で未熟ですから、
みんなで音を作るというよりは、
自分、自分、になっちゃうことも多かったのですが、
それでも一緒に「いっせーのーせ!」で音を出せるって、
(今でも思いますが)本当にワクワクすることです。
バークリーで音楽的に学んだことは数知れず。
そしてその頃が一番、音楽を聴いていたと思います。
学校のすぐ近くにタワーレコードがありまして
ほぼ毎日通ったと思います。
気になるアルバムを片っ端から試聴したり、
ある時は全く知らない歌手のアルバムを
あまりに強烈な「お顔」だったのでジャケ買いしたら、
大当たりで、その後聴きまくったとか。
(それはEetta Jamesという歌手です。)
私はボーカルを学びに行ってましたので、
とにかく「歌もの」を日々探して聴いていました。
音楽鑑賞としてではなく、
勉強になる歌手を聴いて、練習して、真似して、
それをすることによって、自分に必要なスキル、
練習すべき点が分かりました。
私は当時は歌手としては劣等生でしたが
周りには「あなた、勉強する必要ある?」というくらい
本当にうまい人がたっくさんいて、
自分が惨めで、悲しくて、本当によく泣いていました。
でも、それが、私にとって「どうやったらあの人たちみたいに上手になれるのだろう?」と
頑張る力の源であったと思います。
一つ、自分はよくやったと思えること。
それは、校内ではありますが、セルフプロデュースのショー(ライブ)
一学期に一回、やり続けたことです。
本当にうまい人たちは、周りから声がかかったりするからか、
実はショーをやるほどの勇気はなかったのか(笑)
意外と自分から何かをやる、という人たちがいませんでした。
そういう意味では行動力はずば抜けてたぜ、おいら。
すごい下手くそだったけど、
何か、やりたかったのですな。
それは今も変わりません。
そんな訳で、歌は上手くないが、ルックスはいい(生涯唯一の大モテ期)という
かろうじての自信でもって、
そして、歌いたい!表現したい!面白ことしたい!という気持ち一心で、
私はショーをやり続けました。
そして有難いことに、毎回たくさんの人たちが観に来てくれました。
下手だからね、
周りはすんごいスタープレーヤーで揃えるわけ。
集客のための見栄ではありましたが、
でも、みんな上手だから、貴重な体験をさせていただきました。
あの頃は、リズムセクション(ドラム、ベース、ギター、キーボード)に加えて、
ホーンセクション(3~4管)、バックアップボーカル(コーラス)3人、
一度はダンサーも加えて大所帯なショーをやっていました。
なぜ、そのようなことができたかというと、
当時、日本人のボーカリスト(今でも大切で尊敬する先輩友人)が
率先して大所帯の派手なショーを展開していたからです。
彼は主にPrinceの楽曲をやっていて、
当時はまだパソコンとか当たり前ではない時代、
彼は全てのパートを耳で聞き取り、
全て手書きで、見事なパート譜(楽器ごとの譜面)を書いて、
見事なリハーサルから、見事な本番まで持っていっていました。
ありがたいことに、私は彼のコーラスとして毎回参加させてもらい、
私は彼から大変多くのことを学んだのです。
ですから、
私自身も自分のショーをやるようになってから、
彼がしていたことを全部やりました。
それが、バークリーの授業で学んだいたことの「実践」となり、
そうやって色々なスキルが身についたのだと思います。
バークリーでの尊い「地球人異文化交流」、
そして、「音楽の実践」、
これらが私が体験して得た、宝です。
歌手としてのスキル(ご安心ください。
その後、3年生の時に素晴らしい先生と出会い、
下手くそな私はようやく必要なスキルを身につけていきましたよ)
においては、
本当に、自分のものとして、
自分の肌となっていったのは、
卒業して日本に帰ってからです。
色々な体験をしながら、
「必死の真似」から「私のものとして」のスキルへと
時間をかけて身につけていきました。
そうそう。
すんごいうまい人はたくさんいます。
でもね、人が聴きたいのは歌のうまさや音域ではないのですね。
「その人」を聴きたいのだと思います。
スキルはそれを助けくれるツール・・・
スキルに引っ張れるのではなく、
いかにスキルを「自分という人間の表現に使うか」、
というのが大事なことなのだと思います。
それは、だいぶ後になって分かったのでした。
という感じが、私のバークリーでの体験、備忘録でした。
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