いやいやザギトワさん、素敵。
メドちゃんも、同門の後輩の伸びに内心の動揺はあっただろうに、それでもしっかりまとめて第一人者らしいふるまいを崩さなかったことは銀メダルよりも価値があるとさえいいたいかも。
ザギトワの演技は美しいバレエのようなふるまいに目がいってまずそこを褒めたくなるけど、しかし、実はジャンプの高さや跳躍の大きさとか見てると、もし仕上がりのしなやかさ、美しさがなかったらアスリート系として大騒ぎされるような内容じゃないでしょうか。なんであんなに飛べるのよ、と。いやほんと、両方兼ね合わせた人が出て来たってところ。
去年あたりはもっと子供が飛んでる的なものがあったけど、筋肉がついてコントロールできるようになって演技と跳躍が調和したみたいな感じでしょうか。あの怖いコーチに泣かされながら、二度の骨折で故郷に帰ろうかと思ったところから奮起してこの金ですからね。ただの天才少女じゃないですよ。ガッツの美少女。
でもってこのブログ的には、WADAとIOCがどれだけロシアを出させないよう踏ん張ったところで、強く美しいものを抑圧することなどできないのだと言いたいですね。
美しいとは見た目の良さではない。人がそう言わずにはいられない何かを前にした時の嘆息なのだ、とか思いつきで言ってますが、そういう感じ、ほんと。
私の中ではWADAに屈したIOCも世界中の主流メディアもみんな圧制下におけるアイヒマンのようなもの、という認識なので、こうして強く忍耐のある人が素晴らしい演技をしたことは、ひとりロシアの勝利であるのみならず、
ヒューマニティの勝利なんじゃないか、とか
圧制はパフォーマーの情熱を打ち砕くことはできない!
とかとかいろいろ言いたい。あはは。
女子FS、リアルタイムでは観られませんでしたが、夜のニュース映像で確認いたしました。
本当に、フィギュアスケート史上に残る名勝負でしたね。ザキトワとメドベージェワ、2人とも最高の演技をして、FSでは何と同点で、それでも僅差でザキトワが競り勝った。しかも2人は親友同士で、ただのライバルよりもいろいろと思うところはあったでしょうが、最後は笑顔と涙と抱擁でお互いに検討を称え合う。
2人の姿に、今回の五輪に関して抱いていたものも含め、自分の中にあった負の感情が全て流し出されたほどの清々しさを感じました。
素晴らしいスポーツマンシップという以上に、なんて人は心ひとつでこんなにも違ってくるのでしょうか。
今後、ザキトワとメドベージェワがそれぞれどんな道を歩むことになっても、行く先々で、人生をより豊かに、幸せにしてくれる多くのものに巡り会えることを祈ります。
最後になりましたが、ザキトワ、メドベージェワ、本当におめでとう!Поздравляю!
お久しぶりです。
コメントをもらって励まされた気がしたりして、まるで自分のことのように嬉しく思ってる私でございます。
おっしゃる通り、こういうのを目前にすると負の感情が流されますよね。
やっぱり、我らをこころみにあわせず、悪より救いいだしたまえ(主の祈り)というのは本当だ、などと思っちゃうんです、私は。
負のサイクルに入っても何もいいことはないですもの。
WADAは性懲りもなく、ショート一位のザギトワにお得意のハラスメント。15歳の少女、本番直前の嫌がらせにも負けず、よくやった。
女子フィギュアのジャンプのピークは早く、12歳~15歳程度ではないかと思う。往々にして、スケーティング、演技が円熟してくる頃には、ジャンプが跳べなくなってくる。ザギトワの幸運は、ジャンプ以外の要素も早い内に上達していたからだと思う。でも、完成度からいうと、金メド、銀ザギ、銅サトではなかったか。エテリコーチも、金ザギには、どこか釈然としない表情だった。宮原知子とケイトリンオズモンドの得点差が滅茶苦茶おかしい。バンクーバーの時もそうだったけど、ジャッジが出来栄え点システムを悪用して、カナダの選手に実際よりも高得点を与えている。このまま放っておくと、欧米でのフィギュア衰退に拍車がかかるからだろう。
提言1:14歳の年齢制限をなくそう
提言2:出来栄え点の闇をなくして、公平なジャッジを