ゴーン事件はいまだにへんな成り行きだなぁと思えて仕方がない。法律論的には郷原さんが書いてることがまったく正しいと思える。
ふと思うに、これは原発もからむのかな、と。結果としてフランスと切れて、次にアメリカと組ませる、みたいなことが想定されているのではなかろうか? すべて経産省の振り付けなんじゃないのか、と仮説してみる。現代の関東軍経産省といった趣。わかりませんがジャーナルなので書いておく。
とそんな中でどんどん状況が悪くなっているのは中東。アメリカは何の理由もなくシリアに居座って勝手に各地から兵隊を集めて、武器を集めてといった動きを示しているし、イスラエルもへんな挑発行動をかけてきてる。
櫻井ジャーナルさんが今日まとめてらした通り。
中東の緊張緩和を許さない米英の支配層(3/3)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201812050000/
アメリカ、イスラエル、サウジアラビア、イギリス、フランスはまだシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒し、傀儡体制を樹立しようとしている。アメリカのドナルド・トランプ大統領は今年春、アメリカ軍を撤退させると口にしていたが、アメリカの好戦派や他国、特にイスラエルやサウジアラビアの意向で戦争準備を進めている。
直近では、英仏が国連にイランを難詰するテーマを持ち出して、ロシアが振り払ってる。
West provides no evidence that Iran violated UN resolution — Russian diplomat
イスラエルはヒズボラとの間が、まぁいつも悪いがさらに緊張してる。
レバノンが焦点になってきている気が相当にする。
No Israeli aggression against Lebanon will go unanswered, Hezbollah warns
https://www.presstv.com/Detail/2018/12/05/582017/Israel-Lebanon-Hezbollah
また、対ロシアでは、イギリスのメイがケルチ海峡事件を使って、ロシアの「aggression」は許さな~いとかいう旗を振り上げ、
NATOは正式に、ロシアが1987年のINF条約に違反しているのだという非難を行った。
そもそも、ソ連邦は15の共和国に分解されており、その一部がロシアであり、対して、NATOはソ連崩壊から利益を得て東方に拡大して周辺を緊張状態に置いていることから考えれば、お前こそまず崩壊しろ、という話なのだができない。もし地球が滅びたら域内各国にはそれぞれ応分の責任を取ってもらいたい。
世界史に残る強盗集団NATO、世界の災いの種NATO、生き延びた犯罪者NATO、北大西洋テロリスト機構、と何度でも認識しよう!
という情勢から考えると、こりゃもうまた来るか偽旗作戦と考えておくべき理由はてんこ盛りといったところではあるまいか。
どうしてくだらない事件を作るかというと、メディアに書かせるためでしょう。どっちが良い奴でどっちが悪い奴かをあらかじめ潜在的に決めておいて、偽旗作戦で、「やっぱらりな~」と言ってもらおうってのが現代の犯罪者西側チームのやり口と言っていいでしょう。だから、くだらない事件で嘘の判定を書き連ねる主流メディアの動向というのは戦争準備なんです。
■ 文明史的なことを考えたくなるほどボトムな西側
まぁはっきり言って、西側の首脳ってマジで「操り人形」だよね。何が悲しくてこんなインチキなことを言ってるんだろうってなことを言うことが彼らの責務らしい。
で、歴史の中に犯罪者として残るための対価が、現在彼らが得ているお金なんだろうと思う(地位もお金に換算してるでしょこういう人たちは)。その意味で、なんてか、マネーに狂った人々なのだ。
この対極で思い出すのがこれ。
前にも書いたけど、クリミアがロシアに編入された時、ロシアの高官たちが何十人かアメリカから制裁を受けたんだけど、その時、クリミアがロシアに戻ってくるにあたって自分がアメリカから制裁を受けるというのは自分が働いたことの証明になるので、制裁を記した文書を家宝にする、と言った人がいた。
歴史性あるよなぁと思いましたね、私は。ロシアにとって非常に重要な出来事であることをしっかり理解してる。何代にもわたって教科書で教えられるイベントですからね、クリミアのロシア回帰は。そこで自分のじいちゃんは苦労したというのは実際何代行っても、ロシア連邦が続こうが続くまいが、ロシアというnationが生き残る限り名誉以外の何物でもない。
■ で、トランプは?
トランプは、軍が怖いんでしょう。多分。
分岐点はシリアへのミサイル攻撃でしょう。今年のも問題だが去年のが問題。ああいうのを、絶対にやらせないと踏ん張ってこそ次の方向性が出るわけだが、できなかったし、そのリカバリーもできてない。
しゃにむに悪いのはイラン、悪いのはイランというネタニヤフ路線を進んでいるのがトランプ。
こういう傾向をトランプ真理教みたいになってるトランプファンの人たちは、それはネタニヤフを追い込んでいるのだ~とか言って庇ってますが、それはつまり、破壊的戦争を予防できないかもしれないという意味だとどれぐらいわかって言ってるんでしょうか。
まぁ真理教の人たちというのはどんな真理教であっても結局は、上から降ってくる言葉を一意に信じるという共通点があり、そうだからこそ真理教なわけなのでここは無いものねだりでしょうか。
アメリカ人のブロガーやらコメントを多数書くような人たちの中で、G20の成り行きを見て、トランプについにダメ出しといった趣になってる人たちが散見できる。過去2年間、一体何回ヒラリー逮捕、一斉逮捕とかいう話に踊らされか、と自嘲気味の人なんかも見た。みんな考えてることは同じっぽい。
ということで、トランプはヒラリーには勝てるだろうが、もしもう少し別の人が出てきたら負ける可能性は結構大きいという水準になってきている感じがする。
で、だからこそ別の有望な人は出さない、潰す、というのがエスタブのやり口ですね。そして、追い詰められたトランプが、かつてのクリントン2期目みたいに破壊的な行動に進む、というオッズは日々高まる。
残念ですね。
良いまとめありがとうございます。
いやそうなんですよ。
前から何回も言ってますが、トランプは敗戦処理すべきポジションとして支援されたんです。だから就任1日目に、ヒラリーを追い詰めるでもNYTの悪事でも911の秘密でもなんでもいいから、ぶち上げて、ここまでは間違っていた、とすることが、make America great AGAINとなる唯一の道だった。
しかしできなかった。
アメリカにプリマコフはいなかったし、セルビアを助けに義勇兵になるとする無名のロシア人のような人々もいなかった。そういうことですね。