朝宗純さんのところを見たら、関電の話がに繋がってたという話で、思わず思いっきり顔が歪んだ。
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/bafe108fd92e2f1841c0ea88296ad5fd
ただ、関電がらみの記事を読めば誰でもわかる通り、どうして助役がそんなに偉いの?というのがまったくの疑問として浮かぶわけで、そういうことであったらしい。
大人のネトウヨ、池田信夫さんがすっきりした記事を書いていた。
関西電力をたたいても同和問題は解決しない
http://agora-web.jp/archives/2041892.html
関西電力をめぐる事件の最大の謎は、問題の森山栄治元助役に関電の経営陣が頭が上がらなかったのはなぜかということだ。彼が高浜町役場を定年退職したのは1987年。それから30年たっても、金品を拒否できないというのは異常である。
しかしもちろん、こういう問題は継続的な金の出どころがあるから続く。
京都府から福井県に異動するのは珍しいが、当時は高浜原発1号機の設置許可がおりたときで、浜田倫三町長が森山を「ヘッドハント」し、その後も3号機・4号機まで森山が推進派の指揮をとったという。小さな高浜町にとって原発は未曾有の大プロジェクトであり、反対派を抑え込むには同和問題は有力な武器だったと思われる。
反対派を抑え込むには、とは、反対派を抑え込む主体というのが想定されないとならないわけで、それは関電だけではないでしょう。
だからここが根本的なところ。おおもと。で、そのおおもとを探すのも一つの手だけど、そもそも脅しに屈しないで行くことも重要。
関電は被害者なのだから、との関係を明らかにすべきだ。こういう問題を根絶するには、関電をたたくだけではだめだ。商法を改正して総会屋に金を渡す企業に罰則を設けたように、の脅しに応じる企業にも罰則が必要だろう。大阪府がそういう条例をつくってもいいのではないか。
イケノブさんの提案は十分に一考に値すると思う。
■ 使われる「怖いマイノリティー」
唐突なようだけど、昨日書いた
トランプと米民主の戦争状態&やっぱりウクライナ
における、「ネオナチ」なる集団が、明らかに「怖い」集団でそこにいてある種の力を行使しているのに、主要紙と呼ばれるところがそこを無視して話をおっかけるという意味で、同じ構造だなと思った。
両方とも、社会の中で様々な事実を報じる役割を担っていると一般に想定されているところがほぼ沈黙することによって、「表」だけさらうと後ろが見えなくなってることが共通してる。
そして、「怖いマイノリティー」を使って、表では何か立派なようなものが達成されて、それをこの一般に報道機関と呼ばれているところが、立派だ、立派だとほめてみたりするところも似てる。
ウクライナではロシアから離れたウクライナ(ロシアと仲の良いウクライナではいけない)。
日本では、沈黙のうちにできあがる、どうあれ近代の産物たる国策的原発(統治が見えてはいけない)
繰り返しになるけど両方に共通するのは、両方の場合において、「主流メディア」なるところが怖がって書かない。そして、これがあるから成り立つ。何なんでしょう、これ?
思いつきだけど、これって戦後の反共マターで括れる気がする。
最近もう、冷戦期の反共政策ぐらい愚かなものはなかった、人類の敵の政策だなとかマジで思い出しているので、勢いそっちに鼻がくんくんしちゃうという私自身の傾向もあるだろうけど、いやしかし、多分括れる。
いずれにせよ、単なる原発問題(単なるってこともないけど)ではないところにメスが入ってるっぽくて興味深い。