英初代首相ウォルポール氏の美術品ロシアから里帰り
The Ecoomistに出ていた小さなビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=wV3lXFmIdgw
約250年前のイギリスの初代首相ロバート・ウォルポール Robert Walpole氏の一族が売ってしまった膨大な美術品コレクションが今年の夏一族の18世紀風の館に戻ってくる。一夏だけ。どこから? ロシアから。
この膨大なコレクションを買ったのはロシアのエカテリーナ2世。ウォルポール氏は当時の基準でいえば非常にお金持ちだったのに、なんでそんなに膨大な借金を作ることになったかは、氏が死の直前に書類を焼いてしまっているので未だに不明だそう。
エカテリーナ2世といえば徳川吉宗の孫ぐらいの感じか。
美術品がつかの間の里帰りをするウォルポール氏の館は、直系の子孫が整備したそうで、18世紀の屋敷の様子が伺える。こっちも美術品みたいなもので、ようするに美術品とはこのように飾られているべきものですよ、を再現したような感じ。
動画もうまくまとまっていてきれい。
近代の美術館って、やっぱり変といえば変なんだよね。あるべきところにないと意味がないみたいな。でも、その変化がなかったら私がこうやってそれらの美術品を楽しめることもなかった、と。
それはそれとして、所有権が確立している世界っていいわぁ、でもある。