スノーデンいずこ、から、スノーデンいずこへ、になっている今日この頃。
モスクワの空港内のトランジットエリアに生息していると考えられているスノーデン君は亡命を申請している。しかし主要国は事実上受け入れ拒否なので残るところは限られている。
そんな中、モスクワを訪問していたボリビアの大統領が帰国。どうもそこにこのスノーデンが搭乗しているのではないのか、という話になった。
そこで、フランス、スペイン、ポルトガルが領空通過を拒否し、そのためにボリビアの大統領専用機は大西洋に出られないからルートを変更してオーストリアに着陸。
しかし、スノーデンはいない。ボリビアの大統領は国に帰ってから、これがまたなんせ元々反米左派の大統領なもので、北米帝国(アメリカのことなんだと思う)が俺らをブロックした、みたいな調子でテレビでしゃべり、ここでまたひと悶着になっている模様。
BBCの記事によれば、フランスのオランド大統領は、すまんかった、だってスノーデンが乗ってると思ったもんで、と謝った模様。
さてしかし、どうなるんでしょう。こうやっている間にアメリカ、中国、ロシアといった本当に関係している当局たちが何事か相談してるんでしょうかね。
で、そういう本質的に重要な部分は解決というか落としどころを見つけることができるだろうけど、表面に出ている人間をどう処理するのかというのは結構難しそう。ロシアが捕縛してアメリカに返したらロシアの顔が立たないし、アメリカがお願いしたって聞いてはもらえそうにない。
といってロシアがこの先永遠にこの人物を謎のトランジットエリアにかくまうというのもへんだ(マジでやる気になるならやりそうな国だけど)。
やっぱり、関係各国からの十分な縛りをかけた上で第三国へ亡命というのが現実的なんだろうと思う。
■参考記事
仏などボリビア機の寄航拒否 元職員の搭乗疑う
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130703/amr13070311380004-n1.htm
Bolivian President Blames 'North American Empire' for Blocking His Flight
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324399404578585041906862494.html?mod=googlenews_wsj
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