JCB 近くロシア市場進出
新聞「コメルサント」は、消息筋から得た情報として「日本のクレジットカードの草分け企業JCBは、ロシア市場参入に向けた活動を活発化させており、近くロシア銀行に必要な文書を提出するだろう」と報じた。
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_05_26/jcb-nihon-roshia/
これって、JCB、近くロシア市場進出か?、という東スポと同じなのか、それともマジなのか?
春先に、アメリカ政府が主導した制裁の一環としてMaster、Visaを止められた後、ロシア政府は国内で自前のネットワークを作っていると報じられていたと思うんだけど、それはそれとして、でも日本企業にも市場を拡大させたら、この際日露関係にもいいし、リスク分散でもあるな、とロシア当局者が判断してるってことですかね。
この話、そのうちアメリカの横やりが入って日本政府が規制に従えとかなんとかまるめるのか?でもそのオチだと、またまた、やっぱりアメリカって・・・みたいなアメリカ下げにつながり、ロシアはロシアで、自由競争を言う国が企業の進出を遮るという、この体制のどこが自由貿易なのかとか言いだす格好のネタになる(笑)。
どうあれ、Master、Visaの金融制裁は本当にアホなことをしたと思う。手数料屋なのに何を考えたんだろう。自分の損害出してるしね。
復活したロシアの方針は、自国の管理権は強くして、その中で、徹底的に、俺にもいいけどお前にもいい、という路線を走ることが自国にとってのリスク分散と考えていると私は見てる。でもって、その方針は今回はこっちではしっかり果実を取ってる。
BP signs shale deal with Rosneft
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a1c788c2-e427-11e3-8565-00144feabdc0.html#axzz32nWbcKyE
世間では、ウクライナが上手く行かなかったらロシアのせい、また制裁だ~という仕様になってるわけですが、その最中に、石油メジャーBPがロスネフチと、フランスのトタルがルクオイルとそれぞれシェールオイル探査の契約を交わしている。
で、このBPのグループ最高責任者ダドリー氏がプーチン大統領と個別会談した後に記者に言った発言がふるってる。
「来て、見て、聞いてみることが重要だと私は思ってます。」「困難な時には私たちには私たちのパートナーを支援する責任があります」
Mr Dudley, who attended a closed-door meeting with Mr Putin but did not personally sign the $300m contract with Mr Sechin, reaffirmed BP’s commitment to Russia. BP owns a 19.7 per cent stake in Rosneft. “I think it is important to come and to watch and listen,” he said. “We have a responsibility to stand with our partners in difficult times.”
パートナーなんですよ、パートナー。アメリカ政府の人も大変ですね。