如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

秋の旅(15)

2007-10-14 23:25:41 | インド旅行記
11月18日
ゴアに行きたくなった。バンガロールに出て、列車に乗ってゴアに行き、海を見ながら数日のんびりして、それからボンベイに行き、ボンベイから飛行機でデリーに行く。良いアイデアだと思う。ゴアから直接デリーならもっとよいかもしれない。
今度インドに来る時は、ボンベイイン-ボンベイアウトなんていう事になるのだろうが、それがいつになるか分からない。

アシュラムに、黒い装束のインド人が大挙してやってきた。たぶんひとつの部族だろう。男性だけであるが、小さなかわいい女の子がひとりいる。やはり上下黒である。あまり豊かな人々ではないようだが、集団としてはとてもまとまりがある。総勢50人以上の集団である。彼らがどのような集団なのか訪ねたいと思いつつ、何と聞いたらよいのか思いつかない。

オーガニゼイションの団体さんが来たのでミーティングはしばらくしないとの事。それでも1日に一度くらいは事務所に顔を出すことにしている。
この事務所の入っている建物からの眺めはすばらしい。北側には人家がほとんどなくまばらな林の向こうに湖が見えている。南側には、博物館の建っている丘の森が見える。もちろん風通しもいい。インディアンエアラインのオフィスもすぐとなりの建物だし、国際電話のオフィスもあれば郵便の事務所もあるらしい。

グループの山辺さんという人が話した事で、先日グループのミーティングがもめた。何を言ったかというと、ある件についてスワミに手紙でお伺いを立てたと言うのだ。
手紙に、これこれをする事に賛成であればこの手紙を受け取って下さい、反対であれば受け取らないで下さい、そう書いてスワミに差し出したらば、スワミはその手紙を受け取った。だからこれこれする事にスワミは賛成である。だからグループはそれに従うべきだ。そう言ったのである。
これには弱った。スワミが手紙の内容を受け取る前から分かっているというのは、信者の定説である。受け取ったのだから賛成はスワミの意志である。なるほど。
しかし、また一方で、スワミが、手紙を受け取ったからと言って、その手紙に書いてある願いが全て叶うわけではありません。スワミには人間にははかりがたい不確実性があります。信者はそれを楽しみなさい、そうおっしゃっていたはず。手紙を受け取ったからといって、それで、スワミがこれこれした方がよいと強く意志表示をしたと解釈すべきではない。反対はしなかった、ただそれだけである。
それに、そう云ったお伺いを、山辺さんが世話人とも他の誰とも相談することなく、ひとりの判断で行なったことに疑問を感じる。それは、グループとしての活動から逸脱しているのではないか。まあ、確かにそうだ。信者の総意として、お伺いする方がよい。
結局、インタビューに今度呼ばれたときに、その点をスワミに直接確認してみるのがいちばんよい。そうすればスワミの奇跡も確認できるかもしれないし、スワミの気持ちもはっきりする。いちばん危険なのは、こういった方法で神の意志を伺い、神がこう云ったのだからそれは絶対だと主張することだと思う。最終的に、自分達の事は自分たちの責任で決めなければならない。

11月19日
昨日から、生誕祭がはじまった。サイババの講演があったり、少しずつ華やいだ雰囲気になってきた。しかし、信者の数が多くなるにつれて、朝のダルシャンラインを作る時間が早くなり、午後も早くなってきている。
ダルシャンもいつものやり方とは違っていて、インタビューは一般信者から呼ぶことはないようで、あまりおもしろくない。

この時期には、お菓子が配られることが数回あった。たぶん信者が持ち込んだ大量のお菓子を配るのだろう。インド風の甘いお菓子である。
夕方、食事が配られたこともあった。この時は、葉っぱを糸で縫って作ったお皿がまず配られて、そのうえに、インド風の炊き込みご飯がよそられるのである。少しカレー風味で、少し酸っぱくて、豆の入ったライスである。

ウエスタンキャンティーンが開くようになって、アシュラム外のレストランは閑古鳥が鳴いている。私も、食事はほとんど中で食べているから、外ではコーヒーだけである。いつも、宿の一階のレストランで大きいカップにミルクコーヒーを頼んでいる。
ウエスタンキャンティーンを開けたり締めたりするのはスワミの指示らしい。このアシュラムは基本的には全てスワミの指示で動いている。

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