福島原発、電源引き込み作業完了・機器点検急ぐ(読売新聞) - goo ニュース
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東電は1~4号機の原子炉の冷却機能回復を目指し、原子炉建屋や中央制御室の機器や電気系統の点検を急いでいる。
東電によると、送電線の引き込みは、配電盤兼変圧器をそれぞれ共有する1、2号機と3、4号機、5、6号機の3系統に分けて実施したが、3、4号機の系統は、使用済み核燃料の一時貯蔵プールへの放水を優先したために作業が遅れていた。
しかし、3、4号機は当初の予想と異なり、津波による被害が少なかったため作業がはかどり、共有する中央制御室の照明や計器類のほか、4号機では原子炉などを冷やす「補給水系」のポンプなどが、外部電力によって動かせることを確認したという。
原子炉格納容器下部の圧力抑制室が損傷しているとみられる2号機では、中央制御室の設備とともに、原子炉に冷却水を循環させる系統の機器類の復旧を急いでいる。
一方、東京消防庁の緊急消防援助隊は22日午後3時10分から50分間、3号機の貯蔵プールに向けて、高さ約22メートルの屈折放水塔車で約150トン放水した。作業には大阪市消防局の6人も後方支援役として加わった。
東電も同日午後5時17分、ドイツ社製の生コン圧送機を初めて使って4号機の貯蔵プールへ放水を始めた。高さ46メートルの原子炉建屋を超える長さ58メートルのアームを生かし、高所からの放水が可能。東電が輸入元を通じて一時的に借り受け、操作訓練を受けた東電の関係者が放水作業に当たった。
また、がれき除去のために自衛隊が同原発近くの運動施設に派遣した74式戦車2両については、敷地内に埋設された送電ケーブルなどを傷つける恐れがあることから、当面は現地で待機する見通しとなった。
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まずは、現場でがんばってくださった方々には、心底敬意を表したい。
まぁ全て完了って訳でもないんで、引き続き、気を引き締めて対応頂ければ...と思う。
何だかんだでNRCの評価も、収束方向に進んでいることを認めた様子だし、好転してると言ってイイだろう。
...海水への流出問題も新たに上がってきているし、そんなに「楽観」できる状態ではないのだろうが...。
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2011年3月22日(火)21:15
電源復旧に向けた作業が進む東京電力福島第一原子力発電所は22日、4号機タービン建屋の配電盤兼変圧器まで電気が届いていることを確認し、3系統に分けて進めていた外部電源の送電線引き込みが終わった。東電は1~4号機の原子炉の冷却機能回復を目指し、原子炉建屋や中央制御室の機器や電気系統の点検を急いでいる。
東電によると、送電線の引き込みは、配電盤兼変圧器をそれぞれ共有する1、2号機と3、4号機、5、6号機の3系統に分けて実施したが、3、4号機の系統は、使用済み核燃料の一時貯蔵プールへの放水を優先したために作業が遅れていた。
しかし、3、4号機は当初の予想と異なり、津波による被害が少なかったため作業がはかどり、共有する中央制御室の照明や計器類のほか、4号機では原子炉などを冷やす「補給水系」のポンプなどが、外部電力によって動かせることを確認したという。
原子炉格納容器下部の圧力抑制室が損傷しているとみられる2号機では、中央制御室の設備とともに、原子炉に冷却水を循環させる系統の機器類の復旧を急いでいる。
一方、東京消防庁の緊急消防援助隊は22日午後3時10分から50分間、3号機の貯蔵プールに向けて、高さ約22メートルの屈折放水塔車で約150トン放水した。作業には大阪市消防局の6人も後方支援役として加わった。
東電も同日午後5時17分、ドイツ社製の生コン圧送機を初めて使って4号機の貯蔵プールへ放水を始めた。高さ46メートルの原子炉建屋を超える長さ58メートルのアームを生かし、高所からの放水が可能。東電が輸入元を通じて一時的に借り受け、操作訓練を受けた東電の関係者が放水作業に当たった。
また、がれき除去のために自衛隊が同原発近くの運動施設に派遣した74式戦車2両については、敷地内に埋設された送電ケーブルなどを傷つける恐れがあることから、当面は現地で待機する見通しとなった。
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まずは、現場でがんばってくださった方々には、心底敬意を表したい。
まぁ全て完了って訳でもないんで、引き続き、気を引き締めて対応頂ければ...と思う。
何だかんだでNRCの評価も、収束方向に進んでいることを認めた様子だし、好転してると言ってイイだろう。
...海水への流出問題も新たに上がってきているし、そんなに「楽観」できる状態ではないのだろうが...。