マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

甲州から信州を巡る旅(その2 蓼科山)

2011年10月22日 | 山旅

 旅の二日目の10月17日(月)、朝8時過ぎ、山荘を後にして今回の主目的蓼科山(標高2530m)に向いました。八ヶ岳から北八ヶ岳へと延びる山岳群の更に北に聳える、独立蜂の蓼科山。山頂への登山口は4つ。竜源橋からのもの、女姫茶屋からのもの、五社大神から辿るもの、御泉水口(七合目)からのもの。かっての4回の入山は全て女神茶屋を起点にしていましたが、今回初めて七合目から蓼科山を目指すことにしました。この登山口の標高が一番高く、一番短時間で頂上に到達出来るコースでもあります。
 比較的快晴の中、9時20分過ぎスタート。緩やかの傾斜の道をたどります。馬返しを過ぎる辺りから傾斜がきつくなり、イシコロの多い山道をゆっくりと進みます。紅葉はちらほら。時折振り返ると、車山方面が見渡せる程度で展望が開けない山道を登り、途中一本の休憩を入れ、80分で将軍平到着。
 ここは、北八ヶ岳方面へと延びる道、前掛山へ続く道、天祥寺原へと下る道が交差する鞍部。この地点に立つと蓼科山が良く見えます。私の感では頂上まで20分程度の距離。そこで、小屋の脇に荷物を置いてピストンすることにしました。

 しかしここからの山道が一番大変でした。傾斜は一層厳しくなり、岩の多い登山路です。平日にも拘らず多くの登山者がこの辺りに集中していて、かなりの数の下山者ともすれ違います。難儀して登る事35分で漸く頂上へ。富士山は姿を見せませんが、360°の展望が開けます。近くは八ヶ岳の峰々が。遠くは槍の穂先も遠望出来ます。待ち望んでいた一瞬です。ただ頂上は風強く、かなり冷え込んで来ているので、記念撮影の後、急いで下山の途に着きました。(写真:蓼科山々頂にて。遥か後方は御嶽山)



  (八ヶ岳主峰:左赤岳、右阿弥陀岳)



    (蓼科山山頂から槍ヶ岳遠望)


 下山は登りより難儀をしました。急勾配の岩場での下山。一番楽なルートかと思って登り始めたこのコース、意外に大変でした。将軍平へは、登りと同じ35分を要しました。改めて蓼科山方面を見やると、頂上と勘違いした丘は前山で、山頂はこの後ろに隠れていました。ここで自家製おにぎりで昼食。昼食後60分で七合目まで戻ってきて本日の登山終了。ここから御代田の別荘に向いました。(写真:蓼科を去る途中、蓼科牧場付近から望む蓼科山。鞍部辺りに将軍平。手前の森林帯は少し紅葉しています)