マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

還暦を記念して旅する教え子

2013年06月06日 | 

 教員となって初めて担任した定時制の生徒達が、昨年還暦に達していた。定時制なので、年齢にバラツキはあったが、現役入学者は1952年(昭和27年)生まれで、1968年の高校入学。私より11歳年下。”金の卵”と命名され、地方から多数集団就職してきた世代である。(因みに、5月19日に参加した向丘同期会の生徒達は3回目に担任した生徒達で、22の歳の差)
 その還暦を記念して、トシコさんとヨツヱちゃんは、新潟県村上への旅に出ていた。村上はトシコさんの生まれ故郷だ。確か高校1年か2年のとき、御家族そろってこちらに移住し、大泉高校定時制へは転入学だった。今回の旅は、同い年で、仲の良いヨツヱちゃんと二人で、トシコさんの”故郷再発見の旅”とのこと。青森県小泊出身のヨツヱちゃんもトシコさんも、故郷を離れるまで日本海を眺めながら成長してきただろうと推測している。
 その日本海に面する村上。新潟県最北にあって、かつては村上藩の城下町として栄え、現在でも市中に武家町、商人町の面影が色濃く残るという。私の父の故郷にも近く、是非訪れたいと思っていた地方都市。昨年の新潟旅行に際しても、ここまで足を延ばしたかったが時間の関係で断念していた。

 その村上旅行中のヨツヱちゃんからのメールで、還暦記念旅行中である事を知ったのだが、併せて”お酒と鮭の酒侵しを送りました”との嬉しい便り。村上が、酒と鮭と情けの”さけ”揃い踏みの都市であることも知った。程なく届いたお酒は村上銘酒〆張鶴。私がこの清酒を好きなことを知っての、粋な計らいかと思ったが、さにあらず。思わぬ偶然が係わっていたことが、その後のやりとりで分かった。
 実は旅行中の二人にアクシデントが起こり、助力して呉れた、親切で綺麗な若い女将からのアドバイスが〆張鶴であったとの偶然。トシコさんの生家の近くでもあったとの事。
 
 清酒が送られてきて、還暦のお祝いをして上げなければならなかったのはこちらである事に気づかされた。村上での新発見の話を是非したいとのメールもあった。私としても村上情報は知りたいところ。秋には再会し、還暦を祝いつつ積もる話を聞きたいと思う。