15日(水)の早朝散歩はまずは飛鳥山公園を目指した。本郷通り沿いに歩いて行くのだが、ランナーが増えているように感じられる。35分ほどで飛鳥山公園に到着。3つの博物館は閉館中。「渋沢資料館」は3月28日にリニューアルオープンを予定し“3つのテーマでひも解く渋沢栄一”展を開催するところ、当面延期とか。(写真:渋沢資料館)
公園内を散策して気が付いたことがあった。樹木に貼られる注意書きが「公園内での宴会禁止」から「公園内での花見禁止」を経て「公園の利用禁止。ランニング・散歩・通勤のみ利用可」と変化していた。感染拡大に対応するかの如くだ。散歩での通行は許されているので、公園内を一周すると、園内の色彩はピンク色から緑色へと移ろっていた。新緑が鮮やか。
本郷通りを引き返し一里塚で右折し、“ゲーテの小径”を下ると“旧石神井谷”。その先に「西ヶ原みんなの公園」はあった。外語大の跡地に出来た、各種防災設備が整った公園で、ここを訪れたのは2011年3月15日だったから、9年振りのことだ。外語大のグランドには一周400mのトラックがあり、ランニングに凝っていた頃にはここでインターバルトレーニングをしたこともあった。そのトラックを上手く利用して周回の散歩道が整備され、中には芝生が植えられている。その周回コースを多くの年配者が散歩しているので、私もソーシャルディスタンスを心掛けながら歩みに加わった。
2周ほどしただろうか、突然“みんなの体操”の曲が流れ始め、前立ち3人で体操が始まった。散歩していた人も即体操へ。眺めると100人くらいの人か。広い広場なのでお互いの距離は2m以上離れている。多分、この公園でも毎日ラジオ体操が行われていたのだろう。そこへ東京都ラジオ体操連盟からの自粛要請。そこで、有志を中心という形式にしての体操となったのだろう。私もそれが良いと思う。時計を見ると6時25分頃。7時に開店するはずの「ピーコック」の人出を観察する積りなので、6時半から始まる“ラジオ体操”には参加しないで公園を後にした。
富士神社でも宮下公園でも“有志中心”でラジオ体操は行われているが、私は参加していない。3月29日に亡くなられた志村けんさんの急逝が妻に大きなショックを与えた。この数年、肺炎を何度も繰り返している妻は、私がコロナに感染することを私以上に恐れている。ラジオ体操は安全度が高いよと言っても、それは止めてくれというので、朝は散歩のみにしているのだ。外出好きの私と肺に弱点のある妻という組合わせ。帯広の息子たちの大きな心配もそこにある。(写真は19日に撮影)
「文京ブリーンコート内ピーコック」の開店は9時からに変更されていた。後日「肉のハナマサ」は朝6時開店と知り、当面は散歩帰りにここを利用する予定。