今、北区は渋沢栄一一色だ。飛鳥山公園内にある「渋沢史料館」は11月19日にリニューアルオープンした。来年のNHK大河ドラマは、新一万円の顔となる渋沢栄一を主人公とした『青天を衝け』に決まっている。クイズラリーのポスターは至る所に貼りだされている。北区にとって栄一は“我が街の偉人”なのだ。(写真は渋沢史料館。クイズラリーの地図は最下段に掲示)
「クイズラリー」に登場するお店として飲食店が一番多かった。私の知っているお店は、厚焼き玉子で有名な「扇屋」やくず餅の「石鍋商店」。向丘元同僚の飛鳥山花見の時にビールなどを購入する酒店「田嶋屋」もあった。知らないお店も多々あったが、住所が書かれていたので迷うことなく目的店に到達した。こういったことは得意なのだ。いずれ訪れてみたいと思えるお店もあった。王子駅付近のパン&カフェの「明治堂」や、飛鳥山そば老舗珈琲「サトリ珈琲店」等々。王子駅東口の様子が少し分かって来たことも大きな収穫だった。(写真:田嶋屋看板)
30問全ての撮影を終え、問題を見て解答を記入した。易しい問題もあった。「第1問 渋沢栄一の生年月日は? A.天保11年2月13日 B.紀元前551年9月23日」 (サービス問題だ)
調べなければ分からない問題も用意されていた。「第18問 アメリカにて世界の平和は子供からという願いをこめて日本へ青い目の人形を贈ることを呼びかけた人物は A.チャーリー・チャップリン B.シドニー・ギャーリック」(Aではないだろうと思いつつも)
27日にTさんに会った時に様子を聞いてみたら「私は1日に3・4軒しか行けないわ」とのことだったので、答え合わせをするにはもう暫く時間がかかりそうだ。全問正解者には「渋沢栄一マイスター認定証」と記念品が贈呈されるそうだ。これは励みになる。
余談を。一番最後に行ったお店は遠く離れた東十条駅南口徒歩1分の洋菓子店「シェルボン」。お土産に洋菓子を買って帰ると約束をしていたのだが、到着の10時半にまだケース内にケーキは陳列されていない。販売開始時刻を聞くと相当待たなければならないので弱った。 ふと「上郷用水」を歩いたときに見た、東口のお店を思い出した。長蛇の列が出来ていたのだ。この日も長い列が出来ていた。何を販売するかも知らずに、多分菓子の類だろうと推定して並んだ。待つこと15分。入口で和菓子「草月」と知った。1個120円と、非常に安いどら焼き“黒松”5個などを購入して帰って来た。帰ってきて調べると「東京の三大どら焼き店」とのことだった。入っている餡は少なめだったが食べやすくさっぱりとしたお味。私はうさぎ屋の方が好みだが、人気が高いことはよくわかった。最後に予期せぬお店に出合い、満足のうちに「渋沢栄一クイズラリー」は終了。