マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

みたび、国会前へ

2015年06月25日 | 政策

 22日夜の衆議院本会議は、国会の会期を9月27日まで95日間延長することを、与党などの賛成多数で正式に決定した。通常国会としては戦後最長の延長幅だ。政府与党の狙いは明らかである。安倍首相は「95日という最大の延長幅を取って、十分な審議時間を取って徹底的に議論していきたい」と語ったそうだが、これは“語るに落ちた”というべき発言である。安保法制に関する、首相の国会答弁を聞いていると、向けられた質問にしっかり答えられず、的外れの領域に逃げて、饒舌を繰り返すばかり。24日までの通常国会で成立がなされないならば、廃案として引っ込めるか、またはその是非を民意に問えばよい。解散し衆議院選挙に打って出ればいいのだ。

 24日に「戦争をさせない1000人委員会」などが、国会前での集会を用意していたのは当然であったろう。戦争法案(=安保法案)の行方の決着がついているか、仕切り直しが明らかになっている日なのだ。残念ながら会期は延長されてしまったが、今夜の国会包囲には、主催者発表で3万人が集結したとの事。私も16日、22日に続いて今日が3回めの参加だった。
 国会周辺は参加者で溢れかえっていた。警察の規制は一層厳しくなり、参加者は一定領域内に閉じ込められていた。権力側はデモ隊が膨れ上がるのを恐れている証と私には思えた。異常に多数の警察官があちこちにたむろしていた。澤地久枝・佐高信などの著名人の発言もあった。知り合いでは、連日座り込みに参加するA夫妻の姿があった、お二人とも声が出なくなっているという。ただただ頭が下がる。Tさんの姿もあった。

 日米安保や集団的自衛権について様々な考え方があるだろう。そこは大事な問題点であるが今は置いておこう。それを越えて、問題とされているのは憲法違反の問題である。憲法が時の内閣によって恣意的に、解釈を変えられた上での法案成立。となれば、立憲主義の、民権主義の危機に私たちは直面しているのだ。これはマズイ、将来に向けて大きな禍根を残すことになるが多くの人々の共通な思いだろう。
 今後は毎週木曜日に国会周辺での集会が予定されている。今は10人の評論家より、1人の行動者が必要とされているときだ。集会参加者が5万人を超えれば、うねりは大きく変わる。その勢いが東京新聞や朝日新聞など特定の新聞だけでなく、主要日刊紙でも報道せざるを得なくなり、紙面を飾れば、流れは大きく変わるだろう。一度で良い。是非国会周辺に足を運んで下さいと、たまにしか参加しない私が呼びかけます。


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