マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

国会前に座り込む

2015年06月19日 | 政策

 6月16日(火)、国会前の座り込みに参加して来た。
 安倍内閣の迷走が続き、暴走が加速化しつつある。

 6月4日(木)に行われた憲法審査会で、参考人の憲法学者3人全員が、今国会で審議されている安保法案は「憲法違反」との見解を述べた。
 まず、自民推薦の長谷部恭男氏(早稲田教授)は「集団的自衛権の行使が許されるというその点について、憲法違反だ」と述べ、民主推薦の小林節氏(慶大名誉教授)は「私も違憲と考える。憲法9条に違反する」と続いた。維新推薦の笹田栄司氏(早稲田教授)も「定義を踏み越えてしまったというところで、やはり違憲だ」と陳述。
 これに対して政府与党は慌てふためき、その対応の稚拙さが際立っている。参考人の意見に耳を傾け、その見解を参考にするという最低限の行為さえ疎かにし、8日のG7後の内外記者会見の席上、安倍首相は「合憲」とする根拠に、1959年の「砂川判決」を挙げた。しかし、その判決文の内容は「個別的自衛権は認めたが、集団的自衛権は問題になっていない」が一般的な学説である。歴代政府は判決を踏まえ、1972年の政府見解では「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」と明確にしたのだ。
 一方菅官房長官は、10日の安保法制の衆院特別委員会で、二百人を超える憲法研究者が安保法制は違憲だとして廃案を求めていることについて「数(の問題)ではない」の述べ、自分が知っているのは十人程度だが、合憲派学者もいるとしたが、具体的には3名の名前を示したに留まった。
 「数の問題ではない」との言葉はそのまま、時の政府与党にお返ししたい。私達有権者はこの問題で民意を委託した覚えはない。にも拘わらず、数で戦争法案を押し通そうとし、党議に掛けても可決しようと目論んでいる。

 それを阻止するには、野党議員たちの奮闘を期待する他道はなさそうに思えるが、左にあらず。国民世論の盛り上りに期待を込め、国会周辺で、”法案は廃案”の声を挙げることが最重要と「戦争をさせない1000人委員会」などが、国会前での座り込みを提起した。

 6月15日から始まったこの取組に、私も16日(火)10時~13時に参加して来た。千石→(三田線)→内幸町→(都バス)→国会議事堂前と、シルバーパスのみで参加可能なのだ。


 


 衆院第二議員会館前を中心に500名以上の参加者が座り込み、時にシュプレッヒコールをあげた。議員の挨拶もあった。道路を挟んで国会見学に来た中高生の姿も見えた。彼らは国会のみならず、国会前で座り込む多くの人々の姿をも見学したことになる。「戦争反対」などと書かれたプラカードを振ると、手を振って応える生徒もいた。
 座り込みは24日までは続く。私もあと2日は参加したい。その思いのある方への参加を呼び掛けたい。座椅子は用意されていた。


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