煙の殺意@泡坂妻夫
あらすじ(「BOOK」データベースより)
出所して間もない手許不如意のひだるさに、島津亮彦は身なりを繕って花見客さざめく多武の山公園へ。知人に出会い、誘われるまま鍋をつついたその翌日…愛すべき傑作「紳士の園」や、殺人現場に赴いた風変わりな捜査官が織り成す推理の妙「煙の殺意」など八編を収録。興趣の尽きないストーリーと騙される快感が堪えられない名作品集。
それぞれ個性的な短編がそろっていました。クスッと笑っちゃうユーモアとピリッと毒の効いたアクセントがあっておもしろかったです。私が好きなのをピックアップしようと思ったら、全部おもしろかったので、1話ずつのちょこっと感想を。
「赤の追想」 恋愛がらみの謎を解くその観察力がすごかった。でも最後にニヤリとなりました。
「椛山訪雪図」 ミステリーらしいミステリー。
「紳士の園」 公園で白鳥鍋を食べるコミカルさと世の中を見分ける目を持った人物に惹かれました。
「閏の花嫁」 途中からこうなるんじゃないかと予想しつつも女友達の手紙のやり取りがおもしろかったです。何とも言えないラストになっています。
「煙の殺意」 斧技官の推理にあっと驚かされました。
「狐の面」 謎を解く住職が博識で魅力的。幸せな結末が◎。
「歯と銅」 死体をバラバラにしたシーンにゾッ。そして釣った魚から捨てたはずの歯が出てきてゾゾッ。最後に胴が出てきて教授のセリフにゾゾゾッ。
「開橋式次第」 ユーモア満載!
あらすじ(「BOOK」データベースより)
出所して間もない手許不如意のひだるさに、島津亮彦は身なりを繕って花見客さざめく多武の山公園へ。知人に出会い、誘われるまま鍋をつついたその翌日…愛すべき傑作「紳士の園」や、殺人現場に赴いた風変わりな捜査官が織り成す推理の妙「煙の殺意」など八編を収録。興趣の尽きないストーリーと騙される快感が堪えられない名作品集。
それぞれ個性的な短編がそろっていました。クスッと笑っちゃうユーモアとピリッと毒の効いたアクセントがあっておもしろかったです。私が好きなのをピックアップしようと思ったら、全部おもしろかったので、1話ずつのちょこっと感想を。
「赤の追想」 恋愛がらみの謎を解くその観察力がすごかった。でも最後にニヤリとなりました。
「椛山訪雪図」 ミステリーらしいミステリー。
「紳士の園」 公園で白鳥鍋を食べるコミカルさと世の中を見分ける目を持った人物に惹かれました。
「閏の花嫁」 途中からこうなるんじゃないかと予想しつつも女友達の手紙のやり取りがおもしろかったです。何とも言えないラストになっています。
「煙の殺意」 斧技官の推理にあっと驚かされました。
「狐の面」 謎を解く住職が博識で魅力的。幸せな結末が◎。
「歯と銅」 死体をバラバラにしたシーンにゾッ。そして釣った魚から捨てたはずの歯が出てきてゾゾッ。最後に胴が出てきて教授のセリフにゾゾゾッ。
「開橋式次第」 ユーモア満載!