


あらすじ(「BOOK」データベースより)
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!




ランチのアッコちゃんというタイトルから、さぞかしかわいいアッコちゃんが登場すると思い込んで読み始めると‥ 部長アッコさん登場! そしてランチを取り替えるっていうからおべんとう交換かと思いきや、取り替えっ子相手の地味な事務員美智子はアッコちゃんがいつも外食しているお店に行かされるっていう意外な展開にびっくり。が、アッコさんが会社の外で見せている顔はまさにアッコちゃん! そのどんでん返しの見事さに思わず笑っちゃいました。アッコさんがいると、その場にエネルギーが満ち溢れ世界が動き出すようで、ワクワクしました。そのワクワクを味わっているのが地味な美智子。地味だけどいい子なの。共感できる。ついついYESって言っちゃうとか、人の言うことに流されちゃうとか。そんな美智子もアッコちゃんのパワーをもらってアクティブなすてき女子になっちゃう。アッコちゃんすごいよーーー! 私も元気もらいました!
四編のうちランチのアッコちゃん、夜食のアッコちゃんはこの2人がメインでおもしろかったです。後の二編は一瞬この2人が登場するんだけど、うーん、そんなに心惹かれませんでした。残念‥