徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

昨日は啓蟄だったんだ…。

2007-03-07 18:00:00 | ひとりごと
 昨日の朝…今日は啓蟄だ…なんて思いながら日捲りを破いたのに…午後にはすっかり忘れていた…。
で…料理ダネ…手抜きブログになってしまった…。
まあ…覚えていたとしてもまともな記事が書けたかどうかは疑問だが…。

 doveの家の猫の額ほどの庭は今…沈丁花の香りでいっぱい…。
それももうそろそろお終いだけど…ね…。

 久しぶりに…紋黄蝶が飛んでいた…。
ムラサキシジミがつがいで戯れているのも見た…。
やっぱり…春が来ているんだ…。
暖冬のせいで…いつから冬でいつからが春よ…なんて思ったりもしてたけれど…。

 今日は卒業式…。
春が来た…なんて感じてた昨日一昨日に比べればひどく寒い…。
冬に逆戻りのような風の冷たさ…。

公立の入学受験がこれからなので…なんとも落ち着かないままに…式は執り行われる…。

 式の進行などはそれほど変わりはないものの、doveたちが子供の頃にはない雰囲気が会場には漂っていた…。

 まず…生徒の姿勢…。
起立…背筋が伸びていない…指先がだらだら…。

体育祭の時にも感じたのだが…最近の子供たちは等間隔一列に真っ直ぐ並んで…ということが苦手のようだ…。
蛇行した行と列…。

礼…一斉に同じ角度で…も難しいらしい…。
証書を受け取る時も…なんだか動きがのんびり…。

全体に緊張感はあまり感じられない…。
まあ…オリンピックの選手の行進もバラバラダラダラだから…これも時代の為せる業か…。

 さすがに無駄口をたたくものは居ないが…そわそわと落ち着きのない生徒もいるし…在校生に至っては居眠りしている者も何人か居た…。
最初から最後まで神経ピリピリさせていたdoveたちの卒業式とはえらい違いだ…。
 
 doveたちの頃には卒業生も在校生もピンと背筋を伸ばし、一糸乱れず指先まで張り詰め、動くなといわれれば絶対に動けなかった…。
お辞儀から歩き方、方向の変え方まで、細かい指導を受け、訓練された…。

 それが良いとか悪いとかについては…人それぞれに意見があるだろうけれど…。
ただ…そういう訓練を受けてきたdoveの眼には…今の卒業式の状況は奇異に映る…。
逆に…今の子供たちから見れば…doveたちの式は軍隊みたいで堅苦しく奇妙に映るんだろう…。

 子供たちの中学校では…姿勢や動きはともかくとして…式典自体は何事もなくスムーズに進み…終わった後の旅立ちの時…には正門の周辺で花束を抱えた恩師と楽しげに立ち話をしたり…写真を撮ったりする姿が随所に見られた…。

 さて…子供たちよ…義務教育は終わった…。
これから先に受ける教育はすべて…おまえたちが自分で選択し…そのことに責任を持っていかなければならない…。

 留年・退学…容赦なくあるぞ…。
進みたい道があるのなら…それに向かって前進せよ…。
泣くも笑うもお前たち次第…。

doveは…いつもここに居る…。
ここでお前たちを…見ている…。

ただ…見つめている…。