小さなカダヤシは仲間が死んでしまってからも一年余を生き延びた。
巻貝の害にも耐え…病気も乗り越えて…飼い始めてから二年とちょっと…。
メダカの仲間に入れて貰い、雌を追っかけ、とても元気にしていたのだが…。
寿命なのか…とうとう…最初の仲間のところへ逝ってしまった。
それから一年ほどは、水質が安定したせいか水槽は平穏そのもので、クロメダカも生息数を維持していた…。
けれども、それを過ぎた頃からだんだんに数が減り始め、最終的には、不思議なことに前と同じ四匹だけが残った…。
しばらくそのままにしておいたけれど…もう少し居た方がいいかな…とも思い…きりのいいところで六匹購入した…。
繁殖期の関係なのか…野菜と同じように入荷時期というのがメダカにもあるらしくてひと月ほど待たされたが…。
今度のクロメダカは水槽に放す前に死んでしまうこともなくて、六匹すべて順調に水に馴染んだ。
前から居るメダカと喧嘩することもなく、たびたび産卵もしたけれど、doveが隔離しないものだから増えることはなかった。


この頃になると…もう…家族は誰もメダカに関心を持っておらず…ザリガニの世話はしてもメダカには手を出さなかった。
メダカの飼い主はdove…と決めているようだ…。

それはそうかも知れない…。
今居るクロメダカは全部…後からdoveが買ったものだから…。
メダカを飼い始めて5年目…店で購入すること三回…しばらくは何事も起こらなかったのに、窓際で水温が高くなったせいなのか、藻を食べる貝が一匹も居なくなったせいなのか…今度は水槽の藻が大量発生し始めた…。
ガラスの壁面にびっしり緑の藻がついて視界が悪い…。
除去用の引っ掻き棒で掻き取るが…ちょっと油断しているとあっという間に増える。
それもいかにも藻という感じの水中の石などにつく細い水草みたいな綺麗なやつじゃなくて…ドロッとしたヘドロみたいな汚い茶緑色の物体…。
水中のマツモもなんだかだんだん色が悪くなってきた…。

藻じゃなくて…ひょっとしてカビか…これ…?
しかも…水面には水ダニ?…がぴょんぴょん…壁面の端っこの方になんだか細っこいイモちゃんが1~2匹…水の中に生息中。
doveの乏しい知識の中ではダニはともかく…水の中の大き目の虫は肉食のものが居るのでメダカには危険…イモムシ状態で食いつきゃしないだろうけど…。
とにかく何物だか分からない虫は除去するに限る…。
メダカと一緒に小さな浮き草も増やしていたので…水の調子のいい時には小型の水槽の水面いっぱいに浮き草が広がった…。
この浮き草はザリガニが好んで食べるので…餌としても重宝した…。
ところが水中も藻が増えるに従って浮き草も色が悪くなり消え始め…あの汚い藻を完全除去する頃にはほんの少しになっていた。
藻を退治するのに…エビを買ってくるべきかどうか迷ったが…生き物を増やすのは避けた…。
水を換えフィルターを換えて…どうにかきれいにした…。
新しいマツモも植えた…。
メダカにとって藻の存在が良いのか悪いのかよく分からないが…店でもネットの情報でも藻は除去すべきもの…みたいに言うので…できるだけ頻繁に取り除き…除去剤も使った。
努力の結果かどうか…六年目には…わりと落ち着いた環境の中で五匹ほどが元気に泳ぎ回っていた…。
よしよし…水が良い状態になってきたから…そろそろまた増やそうかなぁ…。
そんなことを思っていた矢先…突然…不可思議な現象が起こり始めた…。
続く…。
巻貝の害にも耐え…病気も乗り越えて…飼い始めてから二年とちょっと…。
メダカの仲間に入れて貰い、雌を追っかけ、とても元気にしていたのだが…。
寿命なのか…とうとう…最初の仲間のところへ逝ってしまった。

それから一年ほどは、水質が安定したせいか水槽は平穏そのもので、クロメダカも生息数を維持していた…。

けれども、それを過ぎた頃からだんだんに数が減り始め、最終的には、不思議なことに前と同じ四匹だけが残った…。

しばらくそのままにしておいたけれど…もう少し居た方がいいかな…とも思い…きりのいいところで六匹購入した…。
繁殖期の関係なのか…野菜と同じように入荷時期というのがメダカにもあるらしくてひと月ほど待たされたが…。

今度のクロメダカは水槽に放す前に死んでしまうこともなくて、六匹すべて順調に水に馴染んだ。
前から居るメダカと喧嘩することもなく、たびたび産卵もしたけれど、doveが隔離しないものだから増えることはなかった。



この頃になると…もう…家族は誰もメダカに関心を持っておらず…ザリガニの世話はしてもメダカには手を出さなかった。
メダカの飼い主はdove…と決めているようだ…。


それはそうかも知れない…。
今居るクロメダカは全部…後からdoveが買ったものだから…。

メダカを飼い始めて5年目…店で購入すること三回…しばらくは何事も起こらなかったのに、窓際で水温が高くなったせいなのか、藻を食べる貝が一匹も居なくなったせいなのか…今度は水槽の藻が大量発生し始めた…。

ガラスの壁面にびっしり緑の藻がついて視界が悪い…。
除去用の引っ掻き棒で掻き取るが…ちょっと油断しているとあっという間に増える。

それもいかにも藻という感じの水中の石などにつく細い水草みたいな綺麗なやつじゃなくて…ドロッとしたヘドロみたいな汚い茶緑色の物体…。
水中のマツモもなんだかだんだん色が悪くなってきた…。


藻じゃなくて…ひょっとしてカビか…これ…?

しかも…水面には水ダニ?…がぴょんぴょん…壁面の端っこの方になんだか細っこいイモちゃんが1~2匹…水の中に生息中。

doveの乏しい知識の中ではダニはともかく…水の中の大き目の虫は肉食のものが居るのでメダカには危険…イモムシ状態で食いつきゃしないだろうけど…。
とにかく何物だか分からない虫は除去するに限る…。

メダカと一緒に小さな浮き草も増やしていたので…水の調子のいい時には小型の水槽の水面いっぱいに浮き草が広がった…。
この浮き草はザリガニが好んで食べるので…餌としても重宝した…。

ところが水中も藻が増えるに従って浮き草も色が悪くなり消え始め…あの汚い藻を完全除去する頃にはほんの少しになっていた。

藻を退治するのに…エビを買ってくるべきかどうか迷ったが…生き物を増やすのは避けた…。
水を換えフィルターを換えて…どうにかきれいにした…。
新しいマツモも植えた…。

メダカにとって藻の存在が良いのか悪いのかよく分からないが…店でもネットの情報でも藻は除去すべきもの…みたいに言うので…できるだけ頻繁に取り除き…除去剤も使った。
努力の結果かどうか…六年目には…わりと落ち着いた環境の中で五匹ほどが元気に泳ぎ回っていた…。

よしよし…水が良い状態になってきたから…そろそろまた増やそうかなぁ…。

そんなことを思っていた矢先…突然…不可思議な現象が起こり始めた…。

続く…。