徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

お彼岸なので…ちょっと…おすそわけ…。

2007-03-21 17:30:00 | 簡単手抜き料理
 今日は春分の日…彼岸の中日だ…。
暑さ寒さも彼岸まで…とは言うけれど、こんなに季節が狂っていてはどうなることか分からない…。

 毎年…春・秋の彼岸にはおはぎ(牡丹餅・半殺し)を作り、供え物にするのがdoveの習慣…。
この春も無事作り終えて、ほんの気持ちばかり、ご近所にお裾分けした。

 この地方にはお彼岸団子という彼岸のお供物菓子がある。
団子を真ん中から押し潰したような扁平な団子だ。
そのまま醤油や砂糖醤油に浸して食べたり、焼いたり、汁物に入れたりして食す。

 最近では砂糖が混ぜてあるものが多いが、doveは昔ながらの何も入ってない団子が好きだ。
まだ子供が小さかった頃、何かの都合で、いつもは和菓子屋で買っていた団子をスーパーで購入したことがある…。

 砂糖が入っていることに気付かず、ワンパック全部を汁に入れてしまい、甘辛のとんでもない味になった…。
甘いから子供は喜んで食べたが…正直…食べられたものではなかった…。

 何しろ…doveは南瓜やさつま芋、玉葱などの入った甘い汁が食べられない…。
煮物は大好きだが…汁物はだめ…。
団子の始末は子供に任せた…。

 おはぎの好きな子供たちは出来上がるのを待ちかねて…餡子玉をくれと言う…。
小さな餡子玉を一個ずつつまみ食い…。
幼い頃と変わりない風景だ…。

 いつか…おまえたちも…こうして子供におはぎを作ってやるといいよ…。
そう思いながらも…口にはしない…。
ものを作るということは…本人にその気がなければ引き継げない…。

 doveは親のしていたことを引き継いだわけではない…。
あくまで自分の考えでやっていることだ…。
 実家では…祝儀不祝儀の菓子は和菓子屋で買っていた…。
だから…もしかすると…これも…dove一代限りの行事なのかも知れない…。

本職さんが作った菓子の方が…出来上がりも綺麗で…味もいいには違いないのだから…。