川の描く絵最上級生が間もなく受験本番突入というこの時期…高校二年のdoveちゃんず姉妹も来年度のクラス分けのために受ける大学と学部の希望を出すことになった…。
まだまだ本人たちには受験という実感がないので、大学名ひとつ書くにもあれこれ迷うところ…。
この件についてはあまり関与していないため、気を入れて情報収集をしないずぼらな親doveには昨今の受験の現状はさっぱり分からない…。
doveの頭の中の情報…自分の受験時代と質・量に変化がないのだ…。
しかし…現実には今時の受験内容はdoveの時代とは大きく変わっている…。
それ故…doveちゃんず姉妹はdoveに相談しても仕方がないことを知っているはずなのだが…。
「doveさん…受験科目…社会は地理でいいかな…？ 」
「いいかな…って…そりゃぁ…おまえが良けりゃいいんじゃないか…？ 」「んじゃ…理科は物理と化学ってことで…？ 」「はぁ…？ 何でそんなことdoveに訊くわけ…？ 大学受けんのはdoveじゃなくておまえだろが…。
doveが何で科目決めんの…？ 」
「親に許可とって来い…って言われてんの…。ハンコも要るんだ…。 」
「ハンコぉ…？ 」何でや…？
自分の行きたい大学の受験科目決めるのに…なんで親の許可が必要なんだ…？
doveはそんなこと親に訊いた覚えないぞ…。
例えばやな…私立の医学部・歯学部行きたいんだけど…ってことなら…無理っ！
断わるっ！
…ちゅうか…面接で親の方が受からん…。
親の希望…あえて言うなら…学費の安いとこ行ってくれ…っちゅうだけの話で…。
あっ…それとできるだけ浪人せんといて…ってのは無理かなぁ～…。
それは置いといて…なんで受験科目まで親が許可せんといかんのか…？
「科目はおまえの受ける大学全部に過不足なけりゃいいんでないか…？だいたい…何処の学部にどんな科目が必要なんて…doveには全く分からん…。
調べて問題なけりゃいいわ…それで出しとけ…。 」
何しろdoveが受験生だったのは…まだセンター試験のしの字もない頃…。
子供の受験に力入れてる親ならまだしも…力抜いてるdoveはdoveちゃんずの学業成績表さえ見てない状態…。
季節が秋だけに紅葉状態だとは想像できるが…。
そんな親…他に居ないだろうな…。
まぁ…そこが変人doveたる所以でもある…。
しかし…だ…。
どっかおかしくないか…？
いろんな事情があるから受ける大学を親子で相談して決めるってのはともかくも…親が受験科目の決定権を持つなど…。
あかん…わしは地理は嫌いや…歴史にしとけ…って言ったって…子供の方は歴史が嫌いかも分からんのに…。
余程…受験に通じている親で…この科目で合格するのは不利だからこちらに…なんて予備校の先生の如きアドバイスができるのであれば別だけれど…。
そう思う…doveがおかしいか…？
分からんなぁ…。