楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

『 私の自転車旅物語』-2013 福井・能登・出雲崎へ 3 - 

2021年04月18日 | 『私の自転車旅物語』

2013年10月3→13日   能登の旅

 

 

   ・10/ 3 恵庭(JR)→苫小牧市(バス)→苫小牧東港(フェリー)23:30→

      ・10/ 4 敦賀港着 20:30(船員会館)

   ・10/ 5    敦賀港→東尋坊→坂井市 120Km(Yさん宅)

 

午前6時に敦賀港の港湾福祉センター(船員宿泊所)を管理人ご夫婦の見送りを受けて出発。いつものように朝は走る前に食べない。胃にもたれる感じがする。せいぜい紙パックコーヒーかインスタント味噌汁だ。

この日の目的地は120Km先の福井県の坂井市のYさん宅。

Yさんは昔の職場の同期で定年後の職場を退職して出身地の坂井市に戻った。送別会で「自転車で訪ねるから」と約束していた。

 

《2013年10月6日~9日 台風24号の動き 能登半島走行中に来襲!》

 

敦賀港からいよいよ本州自転車“野宿”旅の始まり。という計画だったが途中で台風24号の悪天候に巻き込まれて野宿を断念。重たいので羽咋市でテント一式を宅急便で家に送る羽目に・・・。

 

10月5日。敦賀港から日本海を北上して越前岬、東尋坊を回り、福井市内に戻って坂井市まで行った。ここまではまずまず晴れていた。

 

敦賀港付近でイカ釣りを楽しむ若者3人組と遭遇。身の厚い紋甲イカだった。

 

敦賀湾を左手に見て日本海沿岸を北上。穏やかな海が広がっていた。

 

越前岬の喫茶店で休憩。ひと息つく。

 

さらに北上を続ける。越前海岸には北前船の寄港地が多く、格式のある回船問屋が保存されて残っていた。

道南の江差町の横山家、中村家と行き来していたのだろう。往時の栄華と日本海交易のダイナミズムを感じる。(「右近家」資料館)

"裏日本"と誰が名付けたものか。などと考えていたらベンチに置いた遅い朝食のサンドイッチを烏にさらわれた。

 

 

敦賀港から7時間、100kmほど走って「東尋坊」に着いた。沢山の観光客が遊覧船の順番待ちをしていて、北島三郎の哀調を帯びた一節がちょっと似つかわしくない賑やかさだった。

 

土産店をブラブラして14:00に出発。あと20KmほどでYさん宅だ。

(つづく)