朝から快晴、気持ちがいい。気温は20℃を超えそうだ。
T農場の田植え作業は17日から始まり、丁度1週間で終わった。3日間手伝った。
昨日から苗を作ったハウスの整理作業が始まった。散水パイプ、地面に敷く網ネット、屋根や側面のビニール被覆の撤去など、細々とした部品、ビニールロープの取り外しをしながら進める。
間口5mくらいで奥行きが15mほどもあるだろうか、1棟で1.5ヘクタール分の苗が作られる。全部で12棟のハウスは鉄の骨組みだけを残して来年を迎える。
建てて片付けての毎年の同じ作業の繰り返しであり、農家の人の粘り強さを感じる。
恵庭の農業はコメ、麦、大豆、ビート、馬鈴薯、野菜の輪作なので農作業はバライティーに富んでいる。
機械化がは進んでも大豆、馬鈴薯、野菜の除草、収穫は手作業に頼らざるを得ない。専従者のいる法人経営でもこれらの作業は外部労働力を織り込んだ作付けになっている。
休憩の時に個人経営の農家の人と話しをしていると、農作業支援に来てくれる人がいなくなると経営は続けられないという声を聞く。
A.I、GPSによる精密農業が進歩しても野菜、果菜類の収穫は人海戦術しかないだろう。人口減少、高齢化は農業の現場にジワジワ影響を及ぼしている。
霞が関で何かジョイント政策は考えられているのだろうか。
コロナ、オリンピックで地道な政治、行政がどこかへ飛んで行っているような昨今だ。
《2020.5.21 のハナミズキ》 今年も同じように咲いている