毎週水曜は夜更かし。
夜10時からのBS『ヒロシのぼっちキャンプ』を見るのが楽しみだった。
ところが1月からTVドラマ『リバーサルオ―ケストラ』が被ってしまった。
TV録画機能がよろしくない。
まぁどんなものかとドラマの第1話を見て、22日で早や第7話になった。
〝ヒロシ〟さんとは多分3月いっぱい御無沙汰だ。
赤字続きで存続の危機にあるオ―ケストラ(児玉交響楽団)を変人指揮者(田中圭)とコンクールでのある出来事により、表舞台から消えていた天才バイオリニスト(門脇麦)が団員と一緒になって立て直すという物語。
軽快なテンポとちよっと誇張した作りは2006年にTV放映された『のだめカンタービレ』を想い出させる。
その頃、息子は音大生。
演奏家としてメシが食えるのは卒業生の数パーセントと聞いていたが、何故か妙に腹を据えていた自分が懐かしい。
本人が「プロになる」という明確な目標を持っていたからかな。
この番組で流れる演奏はどこのオケだろうかとエンドロールを追っても出てこない。ピアニストの清塚信也氏が番組協力していることは分かった。
つい最近、神奈川フィルハーモニー管弦楽団であることをSNSで知った。
何と10年ほど前に息子がオーボエの契約団員で大変お世話になったオーケストラだ。
その頃はドラマと同じく、まさに経営再建中だった。
ファンの皆さん、後援団体、役所のバックアップで乗り越えた。
何か縁があるドラマで、益々、親近感が増した。
ドラマでは〝ポンコツ児玉交響楽団〟という言葉がよく出てくる。
実力派オケの団員さんが敢えて音色とかハーモニーのレベルをそれなりに落として、徐々にブラッシュアップさせてゆくのは流石にプロである。
門脇さんはバイオリンを引くとか。
出演の皆さん、難しい演技をこなすのも流石にプロだ。
第7回の前日の2月21日に神奈川フィルのスペシャルコンサートが開かれ喝采を浴びた。