2021.6.13 6:30
近所の畑で葉レタスが生育している。早朝の収獲が始まり、自転車散歩の時に眺めていると中腰で切り取ってその場でダンボール箱に詰めている。
長年手伝っている風情のおばさん達の手捌きが見事だ。
5月の田植えが終わると6月はJAからの農作業依頼は無い季節だ。晴れ間が広がっていると近郊のキャンプ場に出掛けたいがどこもコロナで閉鎖中だ。
G7の会議映像を見ていると皆さんマスクはしていない。肩を組んで海岸を歩いたりもしている。先日の洞爺湖自転車旅の時に過剰ではと感じた湖周辺への入場禁止ローブは何なのだろうかと思ってしまう。
「行動計量学」という学問があって、感染症や自粛についての分析を行っている。研究者の結論は大体同じで、自粛して感染症が減るという効果は統計的には明確な水準に達していないという。
その上で、感染症が広がると皆が自粛するという逆の因果関係だけは明確にあるということが分かった。この場合の感染者数は自分の地域のものではなく、テレビで報道されている全国の数値なのだという。
洞爺湖で感じたことの根底にあるものはこれだと理解した。
あまり意味の無い「自粛」が全国津々浦々で行われ、経済的なパイが小さい田舎が疲弊の度合いを高めていることは途中で1泊した旅館の宿泊者が自分ひとりだったことでも想像出来る。
尾身会長は免罪符として“警告”するだけだろう。20日に緊急事態宣言は全て人為的に解除され、尾身アドバイスを入れて足して2で割るような対策に移行るのだろう。
ワクチン免疫は少なくともオリンピックには間に合わない。ずっと言われてきた病床も増やさず、国民への補償もせず、無限ループのように意味の無い「自粛」が繰り返えされることになる。
もうウンザリで誰もついて行かないのではないか。
災害対策は「行動計量学」のように医療だけでなく、社会政策、心理学等々の様々な分野からトータルで考えて欲しいものだ。そうはなっていないよう気がする。
無理に無理を重ねるバーチャルなオリンピックより、居酒屋の寛ぎ、いつものスポーツ・芸術活動、綺麗な空気の下のレジャー等々を取り戻すきめ細かい対策は今でも出来ると思う。
コロナに関して、何時の頃からか知事が国に緊急事態の指定を「お願い」するようになったあたりからおかしいと感じていました。要求すべきは広範な公衆衛生施策の見直しです。
コロナで政府が単略的に個人の自由を制限する時代が再び到来しそうなイヤな予感がしています。
いつもブログ拝見しています。
「あまり意味のない自粛が全国津々浦々で行われーー」
まったくその通りだと思います。
科学的な分析を行わずに、みんなそうしているからとか、何か問題が起きたら責任とれないからとか、で施設を閉鎖します。
何かおかしい。
後段のご意見など大賛成です。