ゼレンスキー大統領の突然のG7出席表明には驚いた。
しかし、時間の経過とともに、これは早くに決まっていたのではないかと思うようになった。
それは飛行機の準備の手際の良さだ。
当初は米軍機であったがフランスになったことが直ぐに漏れてきたのは予め準備が進んでいたことを示す。
リモート参加は陽動作戦ではなかったのか。
では来日の目的は何だろう。
フランスのマクロン大統領は、ゼレンスキーと会うや「やったね!」と話しかけたという。
「何をやったのか」が直ぐに明らかになった。
バイデン大統領が、かねてウクライナから強い要望のあった米国製F16戦闘機をヨーロッパ諸国が供与することを容認し、パイロットの訓練を支援する意向を表明したからである。(19日 サリバン大統領補佐官)
このタイミングを見て、ゼレンスキー大統領は飛行機に乗り込んだと想像される。
到着した20日の夜に英国やフランス、インド、ドイツなどの首脳らと相次ぎ会談し、スナク英首相との会談後には、戦闘機供与の国際的な取り組みで主導的な役割を果たしてくれたことに謝意を伝えたとツイッターで明らかにしている。(20日 ロイター)
また、マクロン仏大統領は、「途上国の首脳らにウクライナの現状を伝える貴重な機会だと思う。『ゲームチェンジャー』になるだろう。最後の最後までフランスはウクライナとともにある。」と伝えている。(20日 ロイター)
議長国の日本、岸田首相はどこかに飛んでいる。
G7サミットは米欧のロシアへの反攻を強化するための舞台として使われたとしか思えない。
まだ会議日程が残っている20日の段階で異例にも首脳宣言が発表された。
最終日の21日には、ゼレンスキー大統領が参加する討議が予定されていて、「宣言への関心が低くなる」のを避けるため前倒しで発表したとみられている。
だが、ひよっとして、バイデン大統領はG7の席上でゼレンスキーからF16の供与を要請されて決断するのを避けたくて、19日に先手を打って表明し、G7を事実上終わらせたのかもしれない。
岸田首相は広島で開催した〝歴史的G7〟と舞い上がっているが、「核兵器無き世界」は究極の目標となり、「核兵器は防衛のため、戦争や威圧を防止するために役割を果たす。」という一歩も二歩も後退した『広島ビジョン』のどこが歴史的なのか。
今、戦争を止めることの出来ない会議は無力な政治ショーである。
これでも公平性を失っている報道機関によって、岸田政権の支持率は上がるのであろう。
特に、「核兵器の無い世界」の実現はこれといった方向性も具体性も無く、大山鳴動すれど・・・でした。
一体 何の為のサミットだったのか・・・
それも 悲惨の象徴 広島でです・・・
タブーの中に隠れるやり方は知っていました
が、こりゃ 余りにも 馬鹿にされている
偶に識者達が 外交という点で評価している
人が居るが 頸を傾げたくなる・・・
sato様のご主張 安心します。
現代人の頭の中は狂っている。