安倍政権のコロナウィルス対策はさんざんだが、ここにきて「マスク2枚配布」の経緯も不透明になってきた。政府がなかなか公表しない。
予算は466億円、実際の購入額は3社で90億円であることは管官房長官が認めた。それも社民党の福島議員の追及でやっと。妊婦、介護・福祉施設に先行配布されたマスクにカビや髪の毛が着していなければ費用に辻褄が合わないことも明らかにならなかっただろう。
4月1日に安倍総理がマスク配布を表明した。企業募集の閉め切りが4月10日と短期間だった。この頃、TVニュースショーで政治評論家の田崎史郎氏がいつものように政権直結を誇示しつつ、次ぎのようなコメントをしたことを覚えている。
「3月頃に政府関係者がマスク不足は6月頃には解消しますよと言ってました。ミャンマーに発注しているとかで。総理のマスクはそれだったのですね。」と。田崎氏なので何か胡散臭かった。
日本とミャンマーの間に民間レベルによる経済、文化等を含む幅広い分野の交流の増進をはかり、両国間の親善を強化、発展させることを目的とした「日本ミャンマー協会」がある。最高顧問は麻生太郎。
早い段階から政府と企業の間で調整が行われていなかったのか。466億円と90億円の差は何なのか。政府は開示すべき。不明点は国会で追求すべし。