楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

立春が過ぎて

2024年02月06日 | 日記
春に田植えの手伝いに行ったT農場さんによると、昨年の夏は猛暑でコメの登熟が急速に進み、食用米の一部に着色が見られたものの目立った品質の低下は無く、規格外米の割合も低かったとのことだ。

そのためか近くの直売所では野鳥用のエサ米が既に売り切れた。
今年の出来秋までは値段の高い餌を買わなくてはならない。
猛暑はいろいろと影響を及ぼしているようだ。











今朝(2/6)、見たことがない鳥が餌を食べていた。
ヒヨドリのようでもあり違うようでもあり・・・。
頭の部分に少し色が付いていたような気がした。


今日は市の特定健康診断で胃カメラの検査を受けてきた。
幸いに異常は無くひと安心である。

いつも受けている近くの医院の先生が12月末で退職し、若い先生に代わったが胃カメラ検査を行わないことになり、車で10分くらいの医院に出かけた。

検査は札幌から来た若い先生が曜日で担当しているようだった。
高齢化が進む時代だが、身近なホームドクターの先生にも同様のことが進んでいることに気がついた。


周辺では個人医院でも外来の若手の医師と協同で診療したり、週の半分程度に診療を抑えているところが出始めている。

若い医師の地方医療への関心はどのようなものなのだろうか。
街から医院が消えてゆくことにならなければ良いのだが。


立春が過ぎて、屋根の雪がどーっという音を立てて落ちている。
雪も寒さもあとひと月だ。



泉・立憲民主党が益々分からなくなった

2024年02月04日 | 日記
4日の京都市長選挙で自民、立憲、公明、国民が推薦する候補が共産が支援する候補の猛追を何とか振り切って当選した。




京都は共産党が強い地域とはいえ、177,454票と161,203票。
その差は僅か16,251票であり、(愛想つかした)自民票と(怒った)立憲票が相手候補に動いたのではないかとの見方もあるようだ。


当選した候補者が元民主党参院議員とはいえ、依りにも依って何でこの時期に自民党と組む必要があったのだろうか。
ここは国政の自公対野党の構図で戦うべきであった。
勝っただろう。

同じ4日にあった前橋市長選では保守の牙城で野党が自公候補者を破っている。

「連合が」「連合が」というが泉代表のチグハグナな頭の中が分からない。


そして、これも4日に開かれた立憲民主党大会。
泉代表が党定期大会で「次期衆院選で政権交代を必ず成し遂げよう」と訴え、自民党を上回る第1党の議席獲得を目指すと明言した。

さしあたって、4月に予定される衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙の勝利に全力を挙げる考えも示した。

現実は野党連携調整が進まず、候補者の擁立も進まず、身内で拳を突き上げている感じがして空しい。

泉代表はこれだけ地に落ち腐りきった自民党政治が信頼を失っているのに立憲の支持率が伸びないことをどう捉えているのか、さっぱり分からない。

連合の顔色ばかりを伺っているが、組合の組織率も下がっているし、600〜700万といわれる票のどの程度が来ているのだろうか怪しいと思っている。

泉代表は芳野連合会長と市民連合による野党共闘を腹を割って話し合うべきではないか。

厳しいが「泉代表が次の首相というリアリティが無い。」という見方もあるようだ。
トップにはカリスマ性も必要だ。


しかし、やっと次の選挙で政権交代を目指すことを公言したわけで、これからどのような戦略で成し遂げようとしているのか注目したい。
泉代表はもっとメディアに露出して政権構想を語って欲しい。

今を逃してはもう政権交代のチャンスは無いだろう。






地元国会議員の「政治資金収支報告書」を見てみた

2024年02月01日 | 日記
自民党では「政治資金収支報告書」の修正ラッシュだ。
「違法経理は知りませんでした。」
「お金は机の引き出しの中にあり使っていません。」
『別口座に入ったままです。』
等の関係議員の弁明はあまりに国民を馬鹿にしている。

今回の自民党の裏金事件発覚の端緒となった神戸学院大学の神脇教授が「有権者は是非、政治資金収支報告書を一度見て欲しい。そして怒って欲しい。」と語っている。


総務省のHpを開き、地元北海道5区選出の自民党和田義明衆議院議員(当選2回 安倍派)の2022年分の報告書(2023.5.31提出 「信和会」掲載分)を見てみた。

和田議員は1月31日の自民党安倍派の報告で、2020から22年分について990万円のキックバックがあったことが明かになっているので修正前の報告書になる。


それを見ると、繰越金を除く収入7,240万円のうち、派閥からの寄付金が100万円と予想外に少なく、自民党支部からの寄付金(税金による政党助成金)は1,300万円だった。
励ます会とセミナーなどのパーティ収入が収入の77%を占めている。

この報告書とは別に裏金が3年間で990万円上乗せされていたことが今回分かったのでいずれ修正報告が公開されるだろう。

支出6,750万円のうち、人件費は44%、政治活動費は47%である。
政治活動費のうち、政治活動資金パーティの経費が3割を占める。

会合・食事代は376万円だが、このような場所で会合?と思うような東京の高級ホテルの飲食店が並ぶ。

会合・食事代と慶弔費、寄付金(地方議員等)、会費(団体、議員パーティ等)を合わせると総支出の1割、政治活動費の3割を占める。

多いと見るか、少ないと見るかはあるが、「政治活動費」として必要なものなのかどうかの検討、見直しが必要ではないか。
秘書の人件費とも連動することである。


こうしてみると、予想した通り、政治資金パーティと会合・食事をすることが〝政治活動〟になっている姿が浮かび上がる。
とても〝政策集団〟とは言えない。


今回の事件は法令を一番に遵守すべき国会議員が組織的に法律を破っていたというわけで、それだけでアウトである。金額の多寡ではない。

裏金議員は使途を明らかにし、議員辞職すべき重たい事件である。